2014 Fiscal Year Research-status Report
臨床データベースと政府統計データのリンケージによる周産期医療の評価に関する研究
Project/Area Number |
26870889
|
Research Institution | National Research Institute for Child Health and Development |
Principal Investigator |
森崎 菜穂 独立行政法人国立成育医療研究センター, 社会医学部, 室長 (90721796)
|
Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2017-03-31
|
Keywords | 周産期医学 / データ・リンケージ / 周産期疫学 |
Outline of Annual Research Achievements |
平成26年度は、まず、連結可能匿名化された4つの周産期関連データベースを用いて、2003-2012年度出生児において、データベースリンケージアルゴリズムを考案し、それを用いることで周産期連結データベースを作成した。そして、作成された周産期連結データベースをもとに、全出生における臨床データベース内外の症例を比較することで、データベースの社会的因子・周産期因子の偏りを算出した。これらの結果は平成26年度の第50回周産期新生児学会のワークショップにて発表した。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
平成26年度後半から産休を取得したこと、また平成27年頭に研究室異動があったため、やや遅れている。
|
Strategy for Future Research Activity |
平成26年度に産休のため研究を中断したため、当初の2年計画を3年に延長する予定である。 平成27年度においては、作成したデータベースを用いて、出生児の長期予後まで見据えた解析を行う。 具体的には、データの二次解析により、児の長期予後と社会因子および周産期因子の関係性を算出する。 平成28年度においては、平成27年度からの解析の継続とともに、得られた結果をもとに、母体要因や社会要因に対して必要な介入を提言する。
|
Causes of Carryover |
産休のため研究計画がやや遅れており、このため予定されていた物品の購入および人件費の利用が来年度に持ち越されたため。
|
Expenditure Plan for Carryover Budget |
当初と予定は変わらない。
|