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2014 Fiscal Year Research-status Report

実世界の経時的変化に対応する動的屋内環境モデリング技術

Research Project

Project/Area Number 26870905
Research InstitutionNational Institute of Advanced Industrial Science and Technology

Principal Investigator

一刈 良介  独立行政法人産業技術総合研究所, サービス工学研究センター, 産総研特別研究員 (70582667)

Project Period (FY) 2014-04-01 – 2016-03-31
Keywords屋内環境モデリング / RGB-Dカメラ / 画像修復
Outline of Annual Research Achievements

サービス現場・プロセスの分析・可視化のために用いる屋内環境のコンピュータグラフィクス(CG)モデルの作成技術に関して,既存のモデリングツールを実環境の経時的な変化に対応する動的モデリング技術に拡張する研究開発を行った.
サブテーマ(4)サービス現場での実証に関して,和食レストランの新規開店立ち上げ時の分析のためのCGモデルのモデリング,宮城県気仙沼市の復興屋台村気仙沼横丁のバーチャル体験用アプリの開発と既存店舗変更に伴う店舗CGモデル等の更新作業など,開発中のモデラを利用する多くの実証の機会が得られ,そちらを重点的に取り組んだ.気仙沼横丁アプリ開発においては,現地視察も含めたヒアリングを行って得られた知見も踏まえ,CGモデルの見た目の更新だけにとどまらず,ソーシャルメディア等から自動収集した現地の近状を文字情報・写真等をCGモデルに重畳し,CGモデルの更新頻度の低さを補う研究を行い,そのシステム設計,情報収集方法に関する研究は,学会で受賞するなど大変高評価を得た.
サブテーマ(2)既存モデラの拡張機能開発に関しては,これまでのモデラでは対象としてこなかった多角錐,直方体,球等のプリミティブの拡充等の機能拡張を行った.また,Inpainting処理に関しては,GPUによる並列計算を活用した処理の拡張とShape-from-Textureの概念を用いてテクスチャが投影される際の形状と実際の形状が異なることに起因するテクスチャ歪みを検出・補正する技術の研究開発に着手した.
サブテーマ(3)各種計測機器を用いた発展的モデリングに関しては,RGB-Dカメラからの点群データ,既存のKinectFusion型の手法を用いて取得したメッシュを,本研究で開発するモデラと共存表示,対応点入力により位置合わせを行うことで,RGB-Dカメラ由来のデータをモデリングで活用する土台を準備した.

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

研究実績に記述したように,実証実験を多数行ったこと,それに関係したモデル作成作業等を行ったことから,もともと計画していたサブテーマ(1)等の研究を行う十分な時間を確保できなかった.また,CGモデルと共にソーシャルメディア等の情報を重畳する気仙沼横丁アプリが高評価であったことから,こちらのアプリ開発・改良等,当初予定していなかったが,重要性を感じて,研究の方向性を多少シフトしたことも原因であると思われる.

Strategy for Future Research Activity

気仙沼横丁アプリで用いているCGモデルの更新を伴わないソーシャルメディアを活用したコンテンツの更新は,本研究の目的とも合致した大変興味深いテーマであり,気仙沼横丁は店舗の入れ替わりも多い動的モデリングのテストベッドとして最適であることとから,引き続きCGモデル・コンテンツのメンテナンスを含めたアプリ開発を行い,アプリの公開等を用いた実証実験を行っていく.この方向性にシフトしたことから,他の研究テーマに関して,一部少し研究計画において手を広げすぎた部分を整理する.
具体的には,RGB-Dカメラを用いた動的モデリングやInpainting 技術を用いた光学的整合性の追求,気仙沼アプリ開発・公開・実証実験などに注力する.光学的整合性の追求に関しては,Inpaiting技術でもカバーされることであることから,更新テクスチャの模様のズレ等も含むモデラにおける光学的整合性の追求に関するサブテーマは優先度を低める.

Causes of Carryover

人件費が確定していない部分があったため,少額の次年度使用額が生じた.

Expenditure Plan for Carryover Budget

次年度使用額分は,人件費に充てる.

  • Research Products

    (2 results)

All 2015 2014

All Presentation (2 results)

  • [Presentation] Geometry and texture measures for interactive virtualized reality indoor modeler2015

    • Author(s)
      Kalaivani Thangamani, Ryosuke Ichikari, Takashi Okuma, Tomoya Ishikawa Takeshi Kurata
    • Organizer
      Joint Workshop with ISPRS WG IV/7 and WG V/4 INDOOR-OUTDOOR SEAMLESS MODELLING, MAPPING AND NAVIGATION
    • Place of Presentation
      IIS, University of Tokyo, Japan
    • Year and Date
      2015-05-21 – 2015-05-22
  • [Presentation] 気仙沼横丁の「今」を疑似体験できる3Dアプリの提案 ~ソーシャルメディアの投稿記事との連携~2014

    • Author(s)
      山下諒, 上間大生, 一刈良介, 蔵田 武志
    • Organizer
      電子情報通信学会HCGシンポジウム2014
    • Place of Presentation
      山口県下関市 海峡メッセ下関
    • Year and Date
      2014-12-17 – 2014-12-19

URL: 

Published: 2016-06-01  

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