2015 Fiscal Year Annual Research Report
自動車修理板金塗装技術者のための自学自習システムの開発
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26882052
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Research Institution | Osaka Sangyo University |
Principal Investigator |
高井 由佳 大阪産業大学, デザイン工学部, 講師 (90626368)
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Project Period (FY) |
2014-08-29 – 2016-03-31
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Keywords | 教育工学 / 習熟 / 自動車修理 / 板金 / 塗装 / 三次元動作解析 / 技術者教育 |
Outline of Annual Research Achievements |
平成27年度は平成26年度に実施した実験の解析を進め、eラーニングコンテンツの作成に着手した。 塗装実験の結果からは、本研究の実験条件においては、熟練者はドアと体の距離を約1mとり、脇を閉め、肘を曲げて、ドアとスプレーガンの距離を約0.22mにして塗装を行っていたことがわかった。また、熟練者はスプレーガンを非熟練者より速く運行しつつも、ドア端部では丁寧に作業を行うために速度を落としていた。熟練者のこのような動作により、熟練者が仕上げたドアパネルの塗膜は非熟練者よりも均一な厚みであることが明らかとなった。 板金実験の結果からは、熟練者は損傷の形状および損傷の周辺の形状を確認したうえで、鉄板の伸びに配慮しながら少ない回数の打刻で修理を進めていたことが明らかになった。このとき、鉄板の裏にあてるアテバンを細かく動かしながら作業を行っていた。本研究により、アテバンの扱い方の重要性が再認識された。これまでアテバンの扱いに関する書籍等はなく、非熟練者からは観察しにくい場所であるために「見て盗む」ことも困難であるため、今後アテバンの扱いに焦点を当てて研究を進めることが重要であることが明らかになった。
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Research Progress Status |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(6 results)