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2015 Fiscal Year Annual Research Report

ウラジーミル・ナボコフの当時のコンテクストにおける受容研究

Research Project

Project/Area Number 26884012
Research InstitutionThe University of Tokyo

Principal Investigator

秋草 俊一郎  東京大学, 教養学部, 講師 (70734896)

Project Period (FY) 2014-08-29 – 2016-03-31
Keywords受容研究 / 翻訳 / アメリカ文学 / 亡命
Outline of Annual Research Achievements

最終年度である本年度もひきつづきナボコフの北米における受容についての調査をおこなった。
所属研究機関をつうじて、アメリカで出版されていたロシア語定期刊行物『新しいロシアのことば』のマイクロフィルムを海外よりとりよせ精査したころ、ナボコフによる非常にめずらしい投書を閲読することができた。
アーカイヴ調査としては11月にワシントンD・Cの議会図書館の草稿部門、3月にケンブリッジのMITのインスティテュート・アーカイヴにて資料調査をおこなった。前者は出版社やセルゲイ・ラフマニノフとの書簡、後者はロマン・ヤコブソンとの書簡や周辺資料を調査した。また、並行して11月にはフィラデルフィアでおこなわれたASEEES、3月にはケンブリッジでおこなわれたACLAに参加し、研究者たちと交流することで知見を深めることができた。国内では8月に幕張でおこなわれたICCEESに参加して同様に海外の研究者から情報収集をおこなった。
成果報告として、5月に東京創価大学でおこなわれた日本ナボコフ協会大会にて「ナボコフとロフリン」を口頭で発表した。加えて11月に愛知学院大学でおこなわれた日本T・S・エリオット協会大会におけるシンポジウムにて「引用するのは「私」―ナボコフの場合」という口頭発表をおこなった。
アーカイヴ調査の成果の一部は「ナボコフとハーン トランス・アトランティックな想像力がトランス・パシフィック な想像力と出会うところ ――あるいは文学的バタフライエフェクト」として『れにくさ』6号に発表した。

Research Progress Status

27年度が最終年度であるため、記入しない。

Strategy for Future Research Activity

27年度が最終年度であるため、記入しない。

  • Research Products

    (3 results)

All 2016 2015

All Journal Article (1 results) Presentation (2 results)

  • [Journal Article] ナボコフとハーン トランス・アトランティックな想像力がトランス・パシフィック な想像力と出会うところ ――あるいは文学的バタフライエフェクト2016

    • Author(s)
      秋草俊一郎
    • Journal Title

      れにくさ

      Volume: 6 Pages: 333-346

  • [Presentation] 引用するのは「私」―ナボコフの場合2015

    • Author(s)
      秋草俊一郎
    • Organizer
      日本T・S・エリオット協会
    • Place of Presentation
      愛知学院大学(愛知県日進市)
    • Year and Date
      2015-11-07 – 2015-11-07
  • [Presentation] ナボコフとロフリン2015

    • Author(s)
      秋草俊一郎
    • Organizer
      日本ナボコフ協会大会
    • Place of Presentation
      創価大学(東京都八王子市)
    • Year and Date
      2015-05-16 – 2016-05-16

URL: 

Published: 2017-01-06  

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