2014 Fiscal Year Annual Research Report
炭鉱労働者のエートスと安全意識:保安技術・防災システムの機能不全の社会学的解明
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26885108
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Research Institution | Kyoto Women's University |
Principal Investigator |
森久 聡 京都女子大学, 現代社会学部, 准教授 (20736649)
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Project Period (FY) |
2014-08-29 – 2016-03-31
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Keywords | 労働災害 / 保安防災 / 組織文化 / 調査データ二次分析 |
Outline of Annual Research Achievements |
常葉大学付属図書館飯島伸子文庫を訪問し,飯島文庫に所蔵されている,飯島伸子が実施した三池大災害調査の聞き取り調査データおよび文書資料を収集した。また聞き取り調査のインタビューデータはテキストデータ化し,基礎資料として分析を行った。 大牟田では,大牟田市が主催した三池三川抗跡地の現地見学会に参加し,閉山時の三川坑の入坑口の様子を見学した。大牟田市立図書館では三池大災害前後の保安に関する新聞記事を収集した。また,三池炭鉱に関する書籍を古書店にて購入した。以上の文書資料を分析した。 1950,60年代に九州鉱山保安教育研究会が発行した『コールマイン セイフティ サービス』のデジタルデータ化を進めた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
学内業務で忙しく,資料収集はできたがインタビュー調査まで取り組むことができなかった。収集した資料のデジタルデータ化,音声データのテキストデータ化は進んだが,分析をする時間が十分にとれなかった。また音声データを製本する予定だったが,見積もりなどの手続きの締め切りまでに版下作成が間に合わず製本できなかった。
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Strategy for Future Research Activity |
音声データを製本するために,個人情報などのチェックをしたうえで版下作成を進める。インタビュー調査に向けた準備を進めていく。
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