2015 Fiscal Year Annual Research Report
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26885122
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Research Institution | Tokyo Seitoku College |
Principal Investigator |
永井 優美 東京成徳短期大学, その他部局等, 准教授 (30733547)
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Project Period (FY) |
2014-08-29 – 2016-03-31
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Keywords | 幼児教育史 / 保育者養成 / キリスト教教育 |
Outline of Annual Research Achievements |
今年度は以下の事項について国内調査を実施した。①アメリカに2回留学し、ハワイで7年間保育実践に携わるなど、アメリカにおいて幼児教育および研究に取り組んだ後、日本女子大学附属豊明幼稚園および南高輪幼稚園の主任保姆として戦前日本の保育界を導いた甲賀ふじに関する調査(於日本女子大学成瀬記念館、日本女子大学図書館など)、②戦前日本のキリスト教系保姆養成校において日本人幼児教育指導者として活躍した頌栄保姆伝習所の和久山きそやランバス女学院保育専修部の高森ふじに関する調査(於神戸女学院図書館、その他インタビュー調査など)、③戦前日本におけるキリスト教系幼稚園の保育実践に関する調査(雑誌記事、史料収集など)。 さらに、本研究は、比較教育史研究の手法を採り、アメリカの教育情報がかつて日本にどのように導入されたのかを分析し、それに基づいて行われた保育者養成の実態と特質を考察するものであるため、国外調査も同時に実施した。①前年度に引き続き、1890~1930年代のアメリカにおける幼児教育・保育者養成の動向を把握するための調査(於シカゴ大学レゲンスタイン図書館)、②シカゴ大学の保育者養成制度および実態に関する調査(於シカゴ大学レゲンスタイン図書館スペシャルコレクション)③甲賀ふじの留学状況に関する調査(於シカゴ大学レジスター係)。 以上の調査を実施し、保育者の専門的力量形成に関して比較教育史の視点から研究をまとめることができた。
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Research Progress Status |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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