2015 Fiscal Year Annual Research Report
プラズマ中の原子・分子過程を考慮した可変パルス制御型プラズマアクチュエータの開発
Project/Area Number |
26889004
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Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
小室 淳史 東北大学, 工学(系)研究科(研究院), 助教 (70733137)
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Project Period (FY) |
2014-08-29 – 2016-03-31
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Keywords | 大気圧プラズマ / 気流制御 |
Outline of Annual Research Achievements |
最終年度である本年度は、パルス電圧によって駆動するプラズマアクチュエータの実証試験を行った。翼型には前年度と同様にスパン300mm、コード100mmのNACA0015翼型を用い、風速を15~40 m/sに設定し、多点圧力スキャナを用いて翼面上圧力計測と天秤を用いて力計測を行った。結果として、失速角以降においてプラズマアクチュエータを起動させることにより、翼面上の負圧が回復し、揚力が回復することがわかった。この結果により、プラズマアクチュエータは実際に気流制御にとって効果的であることを示すことに成功した。また、同時に使い勝手の良い小型の風洞を自作し、東北大学が所有する3Dプリンタを用いて作成した翼型を用いてシュリーレン法による可視化実験を行った。シュリーレン法による可視化実験では、放電により発生する衝撃波の観測に加え、衝撃波の伝播よりも長い時定数で生じる気流の変化を観測した。さらに計測に加え、感圧塗料を用いた翼面上の圧力分布計測も行った。多点圧力スキャナを用いた圧力計速では翼面上の特定の点における圧力しか計測することが出来なかったが、感圧塗料計測を用いることで、プラズマアクチュエータにより翼全面において気流制御が行えていることがわかった。これらの実験成果により、パルス放電型のプラズマアクチュエータの有用性が明らかになった。加えて、往来型の交流電源におけるプラズマアクチュエータでは制御不可能な10 m/s以上での実験に成功したため、より高速域でもパルス型のプラズマアクチュエータであれば適用出来る可能性があることを示すことに成功した。
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Research Progress Status |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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[Presentation] Flow separation control over a NACA0015 airfoil by nanosecond-pulse-driven plasma actuator2015
Author(s)
Komuro, A., Takashima, K., Tanaka, N., Senzaki, T., Numata, D., Kaneko, T., Ando, A., Asai, K.
Organizer
9th International Conference on Reactive Plasmas 33rd Symposium on Plasma Processing 68th Gaseous Electronics Conference
Place of Presentation
Hawaii Convention Center, Honolulu, U.S.A.
Year and Date
2015-10-12 – 2015-10-16
Int'l Joint Research
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