2014 Fiscal Year Annual Research Report
精神疾患をもつ母親が体調管理をしながら行う育児を促進する看護援助指針の開発
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26893040
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Research Institution | Chiba University |
Principal Investigator |
金丸 友 千葉大学, 看護学研究科, 助教 (20400814)
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Project Period (FY) |
2014-08-29 – 2016-03-31
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Keywords | 看護学 |
Outline of Annual Research Achievements |
精神疾患をもつ母親が、体調管理をしながら行う育児と必要なサポートを明らかにし、育児を促進する看護援助指針を作成することを目的とし、研究に取り組んでいる。 1.精神疾患をもつ母親が体調管理をしながら行う育児や育児支援に関する文献検討を行った。 :精神疾患をもつ母親の育児に関する文献を、国内外から収集した。そして、文献を選別し、精読してる。精神疾患をもつ母親自身から体験を明らかにした研究は少ない。したがって、母親自身から母親の体験について明らかにすることは、意義のあることと思われた。 2.精神疾患をもつ母親に対し、体調を管理しながら行う育児に関する思い、体調を管理しながら行う育児に関する困難感、育児の実際についての調査を開始した。 :精神疾患をもつ母親に対し、育児に対する思いや困難感、育児の実際についての調査を始めたところである。 3.精神疾患をもつ母親に対し、体調を管理しながら育児を行う上で有益だったサポートと必要としていたサポートについて調査を開始した。また、家族員への支援、家族員の母親への関わりについても調査を開始した。:精神疾患をもつ母親に対し、体調を管理しながら行う育児のサポートについて調査を開始した。また、夫や祖母などの家族員に対し、どのように母親をサポートしているのか、家族としてどのようなサポートが有益か、必要かについての調査を始めたところである。親だけでなく、家族員からも話を聞くことで、家族全体を支援するための援助につながる考えている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
当初は、本年度中に文献検討が終わり、投稿にむけて準備している予定であった。しかし、まだ文献検討が終わっていない。 また、母親や家族員に対する面接調査を開始している予定であった。面接調査の準備はできているが、対象者からの同意を待っている段階である。 これらより、当初の予定よりは遅れていると判断した。 理由のひとつとして、研究以外のエフォートが高かったことがある。予測していたより研究以外のエフォートが高く、思うように遂行できなかった。さらに、研究協力施設の事情も理由として考えられる。施設の事情により、対象基準を満たす方の受診が今年度は減ってしまった。そのため、研究協力依頼をしているものの、面接が可能で同意を得られる方が今年度はいなかった。
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Strategy for Future Research Activity |
今年度初旬には文献検討を終えるように努める。 また、対象者の同意が得られ次第、面接調査を進める。研究協力施設との連携を高め、研究が順調に遂行されるようにしていきたい。
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