2014 Fiscal Year Annual Research Report
低出生体重児の遅発性敗血症に対する熟練医療者の判断の手がかり
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26893114
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Research Institution | Nagoya University |
Principal Investigator |
古田 恵香 名古屋大学, 医学(系)研究科(研究院), 助教 (70734812)
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Project Period (FY) |
2014-08-29 – 2016-03-31
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Keywords | 低出生体重児 / 遅発性敗血症 / 臨床判断 |
Outline of Annual Research Achievements |
文献検討、学会・研究会の参加により、研究テーマに関連する最新の知見を把握するとともに、研究方法・インタビュー方法に関する知識を深めた。更に、Pilot studyを医師、看護師に行い、具体的な課題を抽出した。それらをもとに更に熟考し、研究計画書及び半構造化インタビューに用いる最終的な「インタビューガイド」を作成した。現在、研究計画書を名古屋大学生命倫理審査委員会にて審査している段階にある。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
医師、看護師の2職種を対象としており、各々の職種において、Pilot studyを行い、インタビューガイドの最終的な作成に時間を要した。
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Strategy for Future Research Activity |
・名古屋大学生命倫理審査委員会での承認後、本研究の研究対象者の選択基準を満たし、研究の趣旨を説明後、参加を同意していただける方を研究参加者とする。 ・研究参加者と、日程・場所などの調整を行い、「インタビューガイド」をもとに、半構造化インタビューを行う。インタビュー内容は、同意が得られれば音声Dataとし、「データの飽和」を目標に、Dataの収集を行う。 ・後日、逐語録を起こし、質的帰納的分析法を用いて分析を行う。分析の信頼性・妥当性を確保するために、小児看護学専門家・共同研究者にスーパーバイズを受ける。 ・明らかになった〝not doing well″の事象と、その後に続く医療チームとしての臨床判断の質を向上させるための手がかりを、職能ごとに明らかにする。 ・結果をもとに、看護師・医師間の相互関係や差異の視点から検討し、NICUにおける看護師教育及びチーム医療の在り方に関する示唆を得て、論文化する。
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