2014 Fiscal Year Annual Research Report
灌流Dual energy CT:生物学的変化を反映した領域自動描出法の開発
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26893133
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
八木 雅史 大阪大学, 医学(系)研究科(研究院), 研究員 (40737491)
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Project Period (FY) |
2014-08-29 – 2016-03-31
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Keywords | 医学物理 / 機能イメージング |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究ではこのような測定方法の違いによる線減弱係数の変化を生物学的状態の変化としてとらえ、その変化を検出することにより解剖学的輪郭と機能レベル別に区分した領域を自動で描出するシステムを開発することを目的とする。この目的を達成するために本年度は以下を行った。 ①Dual energy CTより合成される複数の仮想単色X線画像の合成に使用されるエネルギーに対する線減弱係数の変化に基づいた、解剖学的輪郭を自動的に描出する手法の開発 画像データを読み込み自動輪郭描出アルゴリズムを実行させるために必要な基盤プログラムの開発を完了した。Dual energy CTを用いて、人体の組成を模擬したプラグが挿入されているファントムの画像データを獲得した。この画像データは①で行うアルゴリズムの開発に必要になる。 ②潅流CTから得られる時間に対する造影剤濃度の変化に基づいた、機能レベル別に区分した領域を自動的に描出する手法の開発 自動輪郭描出アルゴリズムを実行させるために必要な基盤プログラムの開発を完了した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
線減弱係数もしくは造影剤濃度の変化に基づいて輪郭を自動的に描出するアルゴリズムは、年度内に基盤プログラムに実装する予定であったが、技術的課題を解決する方法を模索しているために現在も開発中である。また灌流CT検査評価ファントムが製造会社の都合により年度末になるまで納入できなかったため、灌流CT検査評価ファントムによる評価が遅れている。
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Strategy for Future Research Activity |
申請書に示した技術支援体制を活用して技術的課題を解決し、線減弱係数もしくは造影剤濃度の変化に基づいて輪郭を自動的に描出するアルゴリズムを、開発済みの基盤プログラムに実装する。Dual energy CTで得た人体の組成を模擬したプラグが挿入されているファントムと灌流CT検査評価ファントムの画像データを用いて、実装した輪郭自動描出プログラムの評価を行う。
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