2016 Fiscal Year Annual Research Report
Impact of periodontal disease and decreased masticatory performance on the risk and incidence of atherosclerosis
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26893141
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
來田 百代 大阪大学, 歯学部附属病院, 医員 (10733082)
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Project Period (FY) |
2014-08-29 – 2017-03-31
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Keywords | 咀嚼能率 / 歯周病 / 動脈硬化 / メタボリックシンドローム |
Outline of Annual Research Achievements |
1)データの収集:すでに平成20~24年に国立循環器病研究センター予防健診部において歯科検診を受診した吹田研究基本健診参加者の中で初回歯科検診から4年以上経過し、文書により同意を得た者に対して研究期間中に再評価を行った。また、同時に初回歯科検診も行い、ベースライン時の調査者数の増加を図った。平成27~28年度内に歯科検診再評価は目標350名に対し、465名であった。初回歯科検診は目標80名に対し、57名であった。累積は、初回歯科検診目標2,070名に対し、2,093人、再評価は目標1,000名に対し、1,180名と、調査者数は目標を達成したと言える。 2)横断解析:ベースライン時の約1,800名を調査した結果、メタボリックシンドロームの構成因子の増加とHDLコレステロールの低下が歯周病罹患と有意な関連が認められた。また、咀嚼能率の低下とメタボリックシンドローム罹患との間に有意な関連が認められ、今後の縦断解析の基礎資料が得られた。 3)プレ縦断解析:ベースライン時ならびに再評価時の歯科検診にいずれも参加した783名の歯科データより、再評価時の咀嚼能率の低下は、ベースライン時の咀嚼能率、年齢、機能歯数、最大咬合力、歯周状態、調査期間中の喪失歯数、最大咬合力および歯周状態の変化量との間に有意な関連が認められた。このことから、歯周状態を健全に保ち、歯の欠損を防ぐことはもとより、欠損補綴治療により咬合力を維持する事が、加齢により起こりうる咀嚼能率の低下を予防する上で重要な役割を担い得ることが示唆された。
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Research Progress Status |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(6 results)
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[Journal Article] A multifactorial model of masticatory performance: the Suita study2016
Author(s)
Takayuki Kosaka, Takahiro Ono, Momoyo Kida, Miki Kikui, Masaaki Yamamoto, Sakae Yasui, Takashi Nokubi, Yoshinobu Maeda, Yoshihiro Kokubo, Makoto Watanabe, Yoshihiro Miyamoto
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Journal Title
Journal of oral rehabilitation
Volume: 43
Pages: 340-7
DOI
Peer Reviewed
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