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2015 Fiscal Year Annual Research Report

ショウジョウバエVNUTの同定とその生理的意義

Research Project

Project/Area Number 26893154
Research InstitutionOkayama University

Principal Investigator

加藤 百合  岡山大学, 学内共同利用施設等, 助教 (10732042)

Project Period (FY) 2014-08-29 – 2016-03-31
Keywords小胞型ヌクレオチドトランスポーター / ATP / 神経伝達
Outline of Annual Research Achievements

ATPは分泌小胞に濃縮、開口放出され、プリン受容体に結合することで味覚・疼痛等の感覚受容や血糖調節等の代謝調節といった多彩な生理作用を示す(プリン作動性化学伝達)。小胞型ヌクレオチドトランスポーター(VNUT)は小胞内へのATP輸送を担い、プリン作動性化学伝達に必須である。本研究では、モデル生物であるショウジョウバエに着目し、プリン作動性化学伝達におけるVNUTの生理的意義を解明することを目的とした。
VNUTノックアウトショウジョウバエの表現型解析を実施し、いくつかの表現型を見いだした。また、VNUTの生理的役割の新たな研究ツールの開発のために、VNUT特異的阻害剤を探索した。その結果、新しいVNUT特異的阻害剤を同定した。この化合物は、他の小胞型神経伝達物質トランスポーターと比べて、約1000倍もの選択性を持ち、IC50は15 nMと低濃度でVNUTを阻害した。また、VNUTの活性制御スイッチであるCl-と競合し、アロステリックにATP輸送を阻害することを明らかにした。現在、この化合物とVNUTノックアウト生物を用いて、VNUTの生理的役割を調べている。

Research Progress Status

27年度が最終年度であるため、記入しない。

Strategy for Future Research Activity

27年度が最終年度であるため、記入しない。

  • Research Products

    (2 results)

All 2016

All Presentation (2 results)

  • [Presentation] 小胞型ヌクレオチドトランスポーター特異的阻害剤を用いたプリン作動性化学伝達のin vivo制御2016

    • Author(s)
      加藤百合
    • Organizer
      日本神経科学会
    • Place of Presentation
      パシフィコ横浜
    • Year and Date
      2016-07-20 – 2016-07-22
  • [Presentation] 小胞型ヌクレオチドトランスポーター特異的阻害剤の同定とプリン作動性化学伝達のin vivo制御2016

    • Author(s)
      加藤百合
    • Organizer
      日本薬学会第136年会
    • Place of Presentation
      パシフィコ横浜
    • Year and Date
      2016-03-27 – 2016-03-30

URL: 

Published: 2017-01-06  

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