2014 Fiscal Year Annual Research Report
EGFR-TKIsと抗EGFR抗体の併用療法に対するベバシズマブによる修飾効果
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26893155
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Research Institution | Okayama University |
Principal Investigator |
大橋 圭明 岡山大学, 大学病院, 助教 (60729193)
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Project Period (FY) |
2014-08-29 – 2016-03-31
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Keywords | 肺癌 / EGFR変異 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、EGFR遺伝子変異を有する肺癌に対し、EGFR-TKIsに抗EGFR抗体、血管新生阻害薬などを併用し、集学的にEGFRを阻害することで耐性を克服し、長期的に肺癌のコントールが可能かどうか検証することを目的としている。 初年度は、特にEGFR-TKIsへの獲得耐性の主要因となるEGFRT790M遺伝子変異を有する腫瘍への治療効果を検証した。 EGFRT790M変異を有する肺がん細胞株を用いたゼノグラフトモデルで治療効果を検証したところ、3剤併用療法のみ再現性を持って病理学的な奏功が得られることがわかった。 これらの結果を、アメリカ癌学会(AACR 2015, フィラデルフィア)で報告した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
計画書の予定通りに、併用療法の高い効果をin vivoで示すことができ,AACR2015にて成果を発表した。
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Strategy for Future Research Activity |
計画書の予定通りに、EGFRT790Mをまだ有していない状態の肺癌における3剤併用の効果を検証する予定である。
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Research Products
(2 results)