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2014 Fiscal Year Annual Research Report

看護大学生4学年の自己調整学習方略の現状とメタ認知的な行動特性の分析

Research Project

Project/Area Number 26893225
Research InstitutionMie Prefectural College of Nursing

Principal Investigator

菅原 啓太  三重県立看護大学, 看護学部, 助教 (60733615)

Project Period (FY) 2014-08-29 – 2016-03-31
Keywords看護大学生 / 自己調整学習方略 / メタ認知
Outline of Annual Research Achievements

○自己調整学習方略を測定する尺度の選定
修士論文で自己調整学習について検討したが、その時に使用した尺度は自己調整学習方略を多面的に測定するためには内容が不十分であった。そのため自己調整学習方略を測定する尺度を新たに選定する必要があり、先行研究で使用されている尺度について文献を検討した。先行研究では、自己調整学習方略を「認知調整方略」「動機づけ調整方略」「行動調整方略」「感情調整方略」の4因子として測定しているものや、「認知的方略」「モニタリング方略」「プランニング方略」「努力調整方略」としているものなど、因子構造もさまざまであり、質問内容についても類似する点や異なる点も見られた。その中でも今回の研究目的の一つであるメタ認知に注目し、メタ認知的活動を適切に測定でき、かつ信頼性と妥当性が検証されている尺度を選定し、アンケート調査で使用する尺度を決定した。
○自己調整学習方略に影響を及ぼす因子の検討
文献検討の結果、自己調整学習方略に影響を及ぼす因子として、生活習慣や自己効力感、学習動機、学習状況など、自己調整学習と学習者のさまざまな要因との関連が検討されていた。今日、教育の場面において、従来の学習者のニーズを無視した画一的な教育ではなく、学生の個々のニーズやスタイル、能力にあった学習環境を提供するが必要であり、その一つとして学習者の学習スタイルを把握した上で授業設計を行うことは重要であると考える。学習スタイルをもった学習者が、どのような自己調整学習方略を活用しているのか見当することは、学習者の自己調整学習方略を高めるための教育方法を検討するための基礎資料となると考え、本研究では「学習スタイル」を自己調整学習に影響する因子として選定し、アンケート用紙を作成した。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

「メタ認知的な行動特性」を明らかにするために、学生の行動だけではなく認知面についても具体的にインタビューを必要がある。そのためにはインタビューガイドが重要な役割をもつと考え、内容の精査・検討のための時間を確保するため倫理審査を延期した。

Strategy for Future Research Activity

・アンケート・インタビュー期間が遅くなると、学生が実習期間に入ってしまい学内に不在となるため、データが収集できなくなる可能性がある。そのため、倫理審査を5月中に申請し、またアンケート調査についても7月中に実施する。
・インタビュー調査時期については7-8月に設定していたが、アンケート調査の時期をずらしてことと学生の夏休み期間を考慮し、8-10月に変更する。

URL: 

Published: 2016-06-01  

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