2015 Fiscal Year Annual Research Report
重症心身障害児者通所施設看護師の実践能力向上支援方法の開発にむけた基礎的研究
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26893257
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Research Institution | Chiba Institute of Science |
Principal Investigator |
市原 真穂 千葉科学大学, 看護学部, 講師 (70736826)
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Project Period (FY) |
2014-08-29 – 2016-03-31
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Keywords | 重症心身障害児(者) / 日中活動支援 / 通園(所)施設 / 危機管理 / 看護実践能力 / 緊急時対応 / 自己防止 / 福祉施設 |
Outline of Annual Research Achievements |
小児在宅医療推進の施策により在宅で生活する医療ニーズの高い重症心身障害児(者)(以下重症児)が増え、医師が常駐しない障害福祉施設を利用する機会が増えている。重症児の健康状態は変化しやすく利用中の急変もあり,障害福祉施設に勤務する看護師はニーズに応じたケアや高度な判断を求められる。重症児ケア経験のある人材は少なく、人員不足から研修機会も得られにくい。よって、本研究では,通園施設を利用する重症児の健康状態、医療ニーズとその看護の実態を明らかにし、看護師が、利用者の体調を維持・管理、体調変化に速やかに対応するために必要な知識やスキル、教育内容の示唆を得ること、および、重症児がQOLを保ち在宅生活を続けていくための具体的な看護師支援を導く目的で,看護師へのアンケート調査,インタビュー調査を実施した。 アンケート調査(n=68)結果の集計では,43名(70.6%)の看護師が通園利用者の急変に遭遇し,うち4名は心肺停止の経験,その他でも蘇生バックを必要とする状況を対応を経験した看護師は18名であった。多職種との連携に困難を感じている看護師は27名であり,自由記載では,重症児に関する基礎知識の違いや危機管理意識の違いへの戸惑いが記載されていた。 インタビュー調査の分析は,逐語録を作成後,通園施設に勤務する看護師の思いに関するコードを抽出し,質的帰納的にカテゴリを生成した。その結果,「通園施設で医療的ケアを行うことができる看護職者の不足」「主治医不在の通園で医療ニーズの高い重症児(者)へ医療的ケアを行うことへの葛藤」「主養育者である母親との関係性の難しさへの戸惑い」「通園は重症児者の生活の質を大事にしていく場」等が抽出された。 これらの結果より,医師が常駐しない通所型の障害福祉施設に勤務する看護師に対する実践能力向上にむけた必要な知識および技術が明確となった。
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Research Progress Status |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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