2015 Fiscal Year Annual Research Report
顎裂部骨移植に代わる神経堤由来細胞による新規顎裂部細胞移植療法の開発
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26893273
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Research Institution | Showa University |
Principal Investigator |
高橋 正皓 昭和大学, 歯学部, 助教 (10736713)
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Project Period (FY) |
2014-08-29 – 2016-03-31
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Keywords | 神経堤由来細胞 / 硬組織再生 / 細胞移植 |
Outline of Annual Research Achievements |
成体P0-Cre/CAG-CAT-EGFPマウスの顎下腺および鼻甲介から神経堤由来細胞を分離し、アスコルビン酸、βーグリセロリン酸、デキサメタゾン含有の骨芽細胞分化誘導培地を用いて、骨芽細胞へ分化誘導を行った。分化誘導した細胞における骨芽細胞誘導・石灰化能を、アルカリホスファターゼ活性染色、アリザリンレッド染色、Real-time PCR法等を用いて評価した。また、分離した神経堤由来細胞からインスリン、ハイドロコルチゾン、インドメタシン、IBMX含有の脂肪細胞分化誘導培地を用いて、脂肪細胞に分化誘導することにも成功した。 5週齢の成体ICR系マウスの側頭骨に内径4.0mmのトレフィンバーを用いて、部分的な欠損を施した頭蓋骨部分欠損モデルマウスを作製した。成体P0-Cre/CAG-CAT-EGFPマウスの鼻甲介から分離した神経堤由来細胞を播種させた、アテロコラーゲンを使用したスキャフォールドを、頭蓋欠損部に填入し、填入後1週間と2週間経過したところで、μCTの撮影を行い、骨形成能の評価を行った。何も填入しない群とスキャフォールドのみを填入する群を対照群として、骨形成能の比較、検討を行った。 μCT解析の結果から、対照群として用いた群と比較し、細胞を播種させた、アテロコラーゲンを填入した群では、有意に骨形成能が認められ、頭蓋欠損部の縮小が確認できた。
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Research Progress Status |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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