2015 Fiscal Year Annual Research Report
家族性腫瘍患者に対して有効な遺伝カウンセリング体制構築を目指した看護師の能力開発
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26893332
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Research Institution | Chiba Cancer Center (Research Institute) |
Principal Investigator |
梅田 果林 千葉県がんセンター(研究所), 遺伝子診断部, 認定遺伝カウンセラー (80738477)
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Project Period (FY) |
2014-08-29 – 2016-03-31
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Keywords | 遺伝教育 / 遺伝カウンセリング / 遺伝看護 |
Outline of Annual Research Achievements |
家族性腫瘍(特にHBOC)に対して、チーム医療による有効な遺伝カウンセリング体制構築を目指した看護師の能力開発にあたり、今年度は昨年の継続で以下のことを実施し、研究最終年度のまとめを行った。1)今年度の遺伝教育プログラムを立案:昨年度実施した看護師対象遺伝教育ニーズ調査をもとに、今年度前半に全看護師対象の遺伝教育プログラム及び後半に遺伝性疾患患者のケアに関わっている看護師及び遺伝に関心のある看護師を対象とした遺伝教育プログラムを作成した。2)全看護師対象の遺伝講義(2015年6-7月)の実施:全看護師の関心のある内容について遺伝の概要を含め情報提供し、遺伝への関心・理解を深めることを目的とした。20名の参加があり、事後調査で9割以上の方から講義内容は「役に立った」と回答を得た。 3)遺伝性疾患患者のケアに関わっている看護師及び遺伝に関心のある看護師を対象とした遺伝教育プログラムの実施(2015年11-2016年1月):遺伝内容を各領域毎により具体的に理解を深めて、遺伝性疾患患者へのケアの実践につなげていくための知識を得ることを目的として参加募集型で全5回実施した。①第1回目~第4回目:遺伝教育教材オンリー・ワン・ゲノム」使用した講義②第4回目:遺伝子検査の実際を見学、体験を実施。③第5回目:家族歴聴取のロールプレイを実施④講義開始日と終了日にアンケート調査を行い事前事後での教育効果をウィルコクソン符号付順位和検定で判定。16名の参加があり、遺伝内容13項目のうち9項目に有意差(p<0,05)を認めた。4)本研究成果を第39回日本遺伝カウンセリング学会学術及び第60回日本人類遺伝学会学術集会で発表した。
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Research Progress Status |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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