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1986 Fiscal Year Annual Research Report

技術革新と産業構造の構造連関の地域的特性に関する比較研究

Research Project

Project/Area Number 59310022
Research InstitutionNagoya University

Principal Investigator

北川 隆吉  名大, 文学部, 教授 (10061037)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 横倉 節夫  神奈川大学, 外国語学部, 助教授
貝沼 洵  名古屋大学, 教養部, 助教授 (00097635)
帯刀 治  茨城大学, 人文学部, 教授 (20007751)
Keywordsハイテク化 / ME化 / 産業構造 / 地域社会
Research Abstract

本年度は第三年度にあたり、本調査研究の最終年度であるため、このことを念頭において、研究はすすめられた。
1.第一年度,第二年度において技術革新、とくにメカトロニクス(ME)化を中心とした変化の状況がいかなるものであるかを7業種にわたって検討し、さらにそれによって変化しつつある地域の産業構造,社会構造をいくつか摘出して調査してきた。
2.その上にたつと、それを集中的に検討するため、神奈川県県央地区を対象として、本年度は課題にとりくんだ。当地区は厚木市,相模原市および周辺の市町村をふくむが、当地区におけるハイテク産業化は、北の多摩川渓谷のハイテク化とつながり、今後わが国のハイテク最先端基地となるものである。それ故当地区における変化は、ひろくわが国の産業構造の全体的変化へと波及する可能性、現実性をはらんでいる。
3.かかる変化は、当然当地区のこれまでの地域社会に決定的ともいえる変化をあたえることとなる。相模原市では、これまでの重機を主体とした工業から、情報産業化(都市)へと変化し、厚木市では小商業中心であったものが、一躍わが国でのーひいてはアジア,世界での最先端ハイテク都市となりつつある。このことによって、都市景観,人口構成をはじめとして正に一変といってよい状態がうまれている。
4.この地域特性の変動過程は、現在進行中であって、四全総や新神奈川計画の策定,実施にもとづいて、さらに加速されることはあきらかである。すなわち、今世紀末から21世紀にむかっての変動の予兆がそこにはあきらかに読みとれる。この変動は、日常生活におけるME機器の利用や、国際化の進行といった社会生活の変化と増幅しあって、国民生活,地域社会の構造の根底的変化につながるものと思われる。

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Published: 1988-11-10   Modified: 2016-04-21  

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