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1985 Fiscal Year Annual Research Report

密封を要する無機化合物の高温比熱測定のための高精度差動熱量計の試作

Research Project

Project/Area Number 59840017
Research InstitutionKyoto University

Principal Investigator

小菅 皓二  京都大学, 理, 助教授 (00025371)

Keywords高温比熱 / 高精度差動熱量計
Research Abstract

本研究の目的は、密封を要する無機化合物(事実上、空気中で加熱して安定に存在する無機化合物は多くない)の高温比熱を、高精度差動熱量計により測定することにある。そのための高温用高精度差動熱量計を試作した。
本研究は、理学電機との共同研究である。周辺の測定、制御回路部は、すでに、理学電機において市販しているものに、少し手直しして利用することが可能である見通しがついた。したがって、本開発研究の主体となるのは、本体部の設計・試作である。この設計・試作を、理学電機と相談しながら進めた。その結果、熱の逃げを抑えるためには、試料部を白金板で囲み、さらに、外部ヒーター以外に、本研究で開発した大容量の内部ヒーター(差動熱量計のヒーターとは別のもの)を付加することが非常に有効であることが、実験的に明らかとなった。これらの結果は、装置本体部の最初の設計・試作後、試行錯誤により数回の手直しを行なって得られたものであり、非常に重要である。
この方式により、ベースラインは安定し、再現性の良い結果がえられつつある。現在は、異常比熱の熱量の再現性を検討しており、数%の精度で値がえられるよう工夫している。

URL: 

Published: 1988-11-09   Modified: 2016-04-21  

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