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1985 Fiscal Year Annual Research Report

超短時間定量的オートラジオグラフィーの実現

Research Project

Project/Area Number 59870007
Research InstitutionTohoku University

Principal Investigator

田崎 京二  東北大学, 医, 教授 (10004532)

Keywords短時間オートラジオグラフィー / 定量的ARG / 放射線光子変換 / 画像処理
Research Abstract

本研究の目的は、オートラジオグラフィ(ARG)の二次元情報に、液体シンチレーションカウターの高感度と即時性を付与することである。そのために組織切片に二次元シンチレーターを密着させ、放射線画像を光学的画像に変換、こうして得られた微弱光学画像を二次元光子計測用画像増幅装置(浜松ホトニックス社)によって処理する、という方針を樹てた。今年度実施したのは以下の通りである。
1.二次元シンチレーターの検討
プラスチックシンチレーターの100ミクロンと10ミクロンの二種のいずれも実用になり得ることが明らかとなった。10ミクロンの方は光の散乱が少なく優れているが、台紙から剥すと空気中でシワができて甚だ使用しにくいものである。最も良いのは、カバーグラスに10ミクロンの薄膜シンチレーターを張り付けたものである。このシンチレーターの欠点は高価なことであり、使い捨てする訳にはいかない。研究室内で自作することを検討している。
2.ARGの実施
ポジトロン放出ディオキグルコース(18F-FDG)をラットに注射し、心臓と脳のARGを試みた。切片の厚さを200ミクロン程度にしておけば、マイクロチャネルプレート1段で充分の光量が得られる、1分程度の露出で明るい写真が出来る。
次に、β線放出のディオキシグルコース(14C-DG)を用いて同様にARGを試みた。この場合は、二次元光子計測を行う必要があった。しかし、計測の時間は10分をこえることなく、明るい影像を得ることができた。

URL: 

Published: 1988-11-09   Modified: 2016-04-21  

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