1985 Fiscal Year Annual Research Report
理工系留学生の受け入れ体制と教育方法の改善に関する基礎的研究
Project/Area Number |
60400003
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Research Institution | Tokyo Institute of Technology |
Principal Investigator |
川嶋 至 東京工業大学, 工, 教授 (50108198)
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Keywords | 留学生 / 国際化 / 日本語教材 / 大学教育 / 理工系教育 / 東京工業大学 |
Research Abstract |
本研究は、四つの方向に班編成を行って、調査研究にあたっている。 1.(A班)東京工業大学の全留学生を対象に、社会学的,心理学的調査を行うもので、次の2つの調査仮説を立て、現在調査を実施中である。 (1)本学では学部4年以前と以降とでは、留学生の環境,留学生自身の意識に大きな変化が見られると考えられる。これは、本学独特の研究室制度に起因するものであろう。 (2)留学生の母国における実態を、〈家族〉〈経済〉の2軸に沿って分析する。 2.(B班)全国22の教育研究機関を選び、留学生受け入れ体制についての、専門家や留学生担当職員の意見を調査している。3月15日段階で過半数のインタビューを終えている。 3.(C班)主にアジア諸国の、理数系中等教育教科書を収集した。現在6ヶ国109点を集めたが、まだ分析を始める段階に至っていない。猶サウジアラビアの教科書の目次の翻訳も行った。 4.(D班)理工系留学生用の日本語教材の開発をすすめているが、特に本学の教官による講義をVTRによって録画し、これを2種のテキストとして文字化し、これに語学的註釈を施した教材を作ることを目的とし、現在作成中である。すでに多くの討議を重ねた。
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