1988 Fiscal Year Annual Research Report
太平洋圏における島嶼地域の自立化と国際協力に関する学際的考察一沖縄の役割を志向して
Project/Area Number |
60400011
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Research Institution | University of the Ryukyus |
Principal Investigator |
比嘉 政夫 琉球大学, 法文学部, 教授 (10045198)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
我部 政男 琉球大学, 短期大学部, 教授 (90045188)
我部 政明 琉球大学, 法文学部, 助教授 (60175297)
江上 能義 琉球大学, 法文学部, 助教授 (10117567)
天児 慧 琉球大学, 短期大学部, 助教授 (70150555)
篠原 武夫 琉球大学, 農学部, 教授 (10045114)
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Keywords | 国際交流 / 国際協力 / 島嶼 / 文化変容 / 相互依存 / 国際環境 / キー・プレイス(KEY PLACE) |
Research Abstract |
沖縄をモデルとしながら太平洋圏の島嶼地域のもっている国際交流に果しうる潜在的可能性について探り出すという本研究の課題について、本年度は、研究会の継続的開催、関連する資料・文献の収集、そして共同研究の成果の刊行を行った。 (1)研究分担者以外で本研究課題について関心をもっている研究者をゲスト・スピーカーとして招き、討論に参加してもらい研究会の充実を図った。とりわけ、個々の研究分担者にとって研究会の継続的開催は、島嶼の態様に比較研究の視点を得る機会となった。 (2)太平洋圏の島嶼に関する学術図書、学術雑誌の調査、収集を行った。特定の分野に偏らず研究分担者が共通に利用可能な資料・文献の収集に力点をおき、これら資料・文献を附属図書館内に設置されているアジア・コーナーにて保管して、研究分担者はもちろん他の研究者にも利用できる機会を提供している。 (3)本研究の代表者および分担者は、これまで、それぞれの専門領域から捉えうる島嶼の特性に関する論文を発表してきた。さらに、本研究の成果報告書において、代表者は「はしがきー総括と展望」の中で、本研究の主なキーワードである「KEY PLACE」の概念化を試みている。同報告書には、研究分担者である江上、篠原、我部の各氏の論文以外に、研究会に常時参加し、議論を沸き立たせた垣花将人氏が論文を寄せている。 (4)将来の課題として、他大学のあるいは外国における島嶼に関心をもつ研究者との情報・研究成果の交換を通して、太平洋圏というマクロ的視点からの共同研究や島嶼を特定化して様々な専門領域からの共同研究が要請されよう。また、島嶼部と大陸部と連関性にも言及される必要がある。
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Research Products
(6 results)
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[Publications] 比嘉政夫: 沖縄社会研究(沖縄社会学会編). 4号. (1989)
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[Publications] 比嘉政夫: 研究成果報告書. (1989)
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[Publications] 垣花将人: 研究成果報告書. (1989)
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[Publications] 江上能義: 研究成果報告書. (1989)
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[Publications] 我部政明: 研究成果報告書. (1989)
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[Publications] 篠原武夫: 研究成果報告書. (1989)