1986 Fiscal Year Annual Research Report
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60420012
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
端 恒夫 京大, 理学部, 教授 (10025231)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
福田 行男 京都大学, 理学部, 助手 (40025482)
村本 孝夫 滋賀大学, 教育学部, 教授 (80024925)
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Keywords | レーザー分光 / 磁気共鳴 / コヒーレント過渡現象 / 量子ビート |
Research Abstract |
1.前年度設置された高安定色素レーザー(SP-380D)を用いて、【Pr^(3+)】:La【F_3】について各種のレーザー電磁性コヒーレント現象を観測した。まず予備実験として(1)【^3H_4】-【^1D_2】遷移に対するhole及びantiholeの観測、(2)【^3H_4】状態の副準位NQR共鳴のレーザーvf二重共鳴(fluoresceuce変化)による検出を行い、ついで(3)光チョップとヘテロダインビート法を併用して【^3H_4】-【^1D_2】遷移に対するphotonエコー,stimulatedエコーの検出,(4)ラマンヘテロダイン法を用いた各種コヒーレント現象の検出,(5)二波長照射による【^3H_4】状態副準位コヒーレンスの励起の研究を行った。特に(4)についてはスピンエコーに関連した新しい型のラマンヘテロダイン信号を見出し、又従来報告されていなかったstimulatedエコー,spin-lockingに対する信号を検出した。 2.【Tm^(2+)】Sv【F_2】について光励起状態(【^2F_(5/(21))】,【E_(5/2)】)の低磁場ESRを光学的に検出することに成功し、スピンメモリー,cross relaxation等について新しい知見を得;又この状態のg因子の符号が負であることを実験的に確定した。 3.半導体レーザーCsとの組合せを用いて基底状態のゼーマン副準位間のコヒーレンスを【D_1】線に同調した円偏光変調光で励起、検出し、Synchronuzedquan tum heat echoの観測に成功した。更に直線偏光変調光を用いてcm=2遷移に対するfree induction clecayの検出にも成功し、g因子の符号を光学的に決定する新しい方法を見出した。 4.既波のモードロック色素レーザーに単一パルスセレクターを付加し更にその出力を増巾して、線巾広く緩和時間の短い試料について光学的方法による磁気共鳴の研究を行うため光源を製作した。
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Research Products
(3 results)
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[Publications] T.Kohmoto: Physical Review B. 34. 6085-6093 (1986)
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[Publications] T.Kohmoto: Physical Review B. 34. 6094-6098 (1986)
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[Publications] T.Mishina: Optics Communications. 61. (1987)