1986 Fiscal Year Annual Research Report
強磁性超微粒子のコロイド-SEM法による磁気的挙動の研究と永久磁石への応用
Project/Area Number |
60420044
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Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
後藤 公美 東北大, 科学計測研究所, 教授 (10006132)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
武野 幸雄 東北大学, 科学計測研究所, 助手 (30126875)
羽田 紘一 東北大学, 科学計測研究所, 助手 (50006152)
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Keywords | 強磁性微粒子 / 単磁区微粒子 / 永久磁石 / 磁区観察 / 希土類 / コバルト磁石 |
Research Abstract |
(1)【Sm_2】【Co_7】単相資料の作製 【Sm_2】【Co_7】には高温相(【Ce_2】【Ni_7】型六方構造)と低温相(【Gd_2】【Co_7】型菱面体構造)があり、1080℃に相変態をもつ。本研究では磁性に重要な高温相試料を作製し、実験を行った。種々の組成についてアーク溶解,熱処理を試みた結果、仕込み組成48.59wt%Sm-Co合金粉末を1200℃,100時間焼結したの、シリコンオイル中に急冷することにより、単相試料を得ることができた。酸化を防ぐ為に粗粉碎などは、自製の真空グローブボックス中にアルゴンガスを送り、この中で行った。 (2)磁区観察 ボールミル粉碎した【Sm_2】【Co_7】微粒子を樹脂中に埋めこみ、研磨を行った面の磁区観察をコロイド-SEM法により行った。図1に観察例を示す。(a)は2磁区粒子,(b)は単磁区粒子である。図2(b)の様な単磁区粒子の粉度分布の測定結果を図2に示す。研磨面での臨界粒径は3.8μmである。この値から球状粒子の単磁区臨界直径5.6μmを得た。
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Research Products
(5 results)
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[Publications] 桜井伴明,畑中恒孝,後藤公美: 東北大学科学計測研究所報告. 34. 47-64 (1985)
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[Publications] 井上哲夫,後藤公美: 東北大学科学計測研究所報告. 34. 85-111 (1985)
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[Publications] 後藤公美: バウンダリー. 1. 26-30 (1985)
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[Publications] Tetsuo Inoue;Kimiyoshi Goto: Japanese Journal of Applied Physics. 26. (1987)
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[Publications] Tetsuo Inoue;Kimiyoshi Goto: Japanese Journal of Applied Physics. 26. (1987)