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1987 Fiscal Year Annual Research Report

積雪・高冷・火山灰地における改良山成り畑の地表・地下水の流出・浸透機構と排水対策

Research Project

Project/Area Number 60420049
Research InstitutionNiigata University

Principal Investigator

長崎 明  新潟大学, 農学部, 教授 (80018514)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 佐藤 修  新潟大学, 積雪地域災害研究センター, 助教授 (00022624)
吉田 昭治  新潟大学, 積雪地域災害研究センター, 教授 (80018530)
三沢 真一  新潟大学, 農学部, 助教授 (30018791)
中野 俊郎  新潟大学, 農学部, 助手 (40018544)
豊田 勝  新潟大学, 農学部, 教授 (50018785)
Keywords改良山成り畑 / 火山灰地 / 積雪・高冷地 / 表面崩壊 / 畑面排水不良 / 地表水流出機構 / 地下水浸造機構 / 開畑計画
Research Abstract

1.昨年度に引続き, 小松原試験圃場の切土部・境界部・盛土部から採取した供試土により, 土質及び土壌物理試験を行い, 暗渠排水施工前の現況を把握した.
2.昨年度のテンシオメーターによる土壌水分計測方法(直読)を改良し, ハンドヘルドコンピューターと半導体圧力センサー付きテンシオメーターから成る自動計測システムを完成させたので, 長期間無人での連続計測並びに記録が可能になった.
3.10月25日, 試験圃場に深さ80cm,間隔20.8mに硬質ポリ管吸水渠を埋没し, その排水量を盛土部・切土部別にそれぞれ三角堰により測定することとした. また, 昨年未観測してきた地表排水量についても, 承水路をラバーポーラストラフでライニングすることにより精度を高めた.
4.以上の計測システムの改良により, 地表並びに地下排水による排水効果を冬期の積雪期及び春先の隔雪期にわたり, 無人のまま連続計測し記録させることが可能となった. 来年度早々その記録を解析する予定である.
5.今年度, 7月25日から8月8日までに計測した圃場水分(pF値)と降雨量(mm/h)との関係によると, 切土部・盛土部それぞれの土質及び土壌物理性との関連がうかがわれる. 概説すると, 切土部の心土層が難透水性のため, 降雨が表層で横流れを起こし, 盛土部表層部に停滞し, 過温状態を呈しているとの, かねてからの想定が究明できそうである. また谷側ノリ面の崩壊も, このような水分状態が原因とみられる. 来年度において更に解析を進めたい.
6.なお, この試験圃場を含む小松原工区中の5.5haを対象に地表流出水量とそれによる流亡土量についても連続観測結果を取りまとめ中である.

URL: 

Published: 1989-03-30   Modified: 2016-04-21  

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