1985 Fiscal Year Annual Research Report
合成カルシウムハイドロオキシアパタイトによる骨充填又は骨代替物に関する基礎的研究
Project/Area Number |
60440069
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
黒川 高秀 東京大学, 医, 教授 (90010298)
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Keywords | アパタイト / 骨充填 / 骨代替物 |
Research Abstract |
1犬大腿骨骨幹部へのアパタイト埋め込み後の骨強度 前年度より継続していた本実験はS60年度に犬の屠殺、大腿骨の取り出し、骨強度試験を行った。 力学的試験は万能試験機を用い特製の治具にて試験機に取り付けねじり試験を行った。コントロールとしては埋め込み部位の反対側の大腿骨を用いた。その結果6ヵ月後では埋め込み側は121.6±16.6Kg・f・an,コントロール側は169.5±34.8Kg・f・anで、1年後では埋め込み部で112.6±21.6Kg・f・an,コントロール側は162.0±28.5Kg・f・anであった。半年後で既にコントロール側の約70%の強度に達したが、1年後ではその値は不変であった。骨皮質の形成は、海綿骨質にくらべアパタイトによる形成はより劣る結果がえられた。 2.ウサギ関節面へのアパタイト埋め込みの実験 関節面の骨軟骨欠損部の修復を目的として、ウサギ及び犬関節面に骨・軟骨の欠損部を作りアパタイトブロックを埋め込み、その関節面及び骨部の修復の度合を見る実験を行った。現在までのところウサギ及び犬は飼育中であり、今後適切な時期に屠殺し組織学的に検討する予定である。 3.アパタイトの骨中における吸収率の実験 アパタイトが骨中においてどの程度吸収されるかを見る為に犬大腿骨幹部に丸棒状アパタイトを埋め込んだ。今後6ヵ月、1年、2年後に屠殺し吸収率を測定する予定である。
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Research Products
(2 results)