1986 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
60450042
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Research Institution | National Center Test for University Admissions |
Principal Investigator |
野村 祐次郎 大学入試セ, その他, 教授 (70012177)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
大塚 雄作 放送教育開発センター, 研究開発部, 助教授 (00160549)
山田 文康 大学入試センター, 研究部, 助手 (40158217)
鈴木 規夫 大学入試センター, 研究部, 助手 (70154565)
池田 輝政 大学入試センター, 研究部, 助手 (90117060)
石塚 智一 大学入試センター, 研究部, 助教授 (00168238)
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Keywords | 大学入試 / 選抜方式 / 学力型 / シミュレーション |
Research Abstract |
シミュレーションモデルの基礎データである学力型クラスター、項目パラメターについて、前年度に引続き検討を加え、これに基づいてシミュレーションモデルを構築した。 まず、学力型クラスターに関しては、多様な学力型が見出される共通1次600点〜800点の範囲に焦点を当て、その性質が明確な比較的少数個のクラスターにしぼり込む作業を行った。そして、ここで得られた学力型クラスターと受験者の属性との関連を検討した結果、学力型は、特に受験者の志願学部系統と密接な関連があり、さらに同じ学部系統でも得点によって学力型が異なること等が明らかとなった。 項目パラメターに関しては、これに基づいて得点分布を発生させ、それを実際の分布と比較させることにより、項目パラメターに基づくモデルの妥当性について検討を加えた。その結果、これらのパラメターが実際の得点分布をシミュレートするのに有効であることが確認された。また、項目パラメター(困難度、識別力)を変化させた場合、得点分布にどのような変化がもたらされるか等についてのシミュレーションを行い、モデルの安定性の観点からも検討を加えた。 以上のデータに基づきシミュレーションモデルを構築したが、先にも述べた通り、学力型が受験者の志願学部系統と密接な関連を持っていることが明らかになったため、モデルは学部系統ごとに作成することとし、どのような学部系統を用いるか、またその学部系統にどのようなパラメター値を設定するか等について検討した。そして、マイコンによるシミュレーションシステムを作成するとともに、パラメター値を変えた複数のモデルを設定してテストランを行い、モデルの信頼性と妥当性の観点からの検討を行った。
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