1986 Fiscal Year Annual Research Report
高等教育段階におけるニューメディアを利用した遠隔教育の方法に関する研究
Project/Area Number |
60450101
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Research Institution | Kyoto University of Education |
Principal Investigator |
西之園 晴夫 京教大, 教育学部, 教授 (90027673)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
永野 和男 鳴門教育大学, 教育学部, 助教授 (60107224)
藤田 哲雄 京都教育大学, 教育学部, 教授 (10027683)
増田 久子 京都教育大学, 教育学部, 助手 (50093349)
唐沢 博 京都教育大学, 教育学部, 講師 (90177618)
山川 信晃 京都教育大学, 教育学部, 助教授 (90166588)
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Keywords | 遠隔教育 / コンピュータ・ネットワーク / 教師教育 / 自己学習 / 相互啓発 |
Research Abstract |
本年度の研究成果は下記の通りである。 (1)遠隔教育による教師教育が、わが国の教育系大学の大学院に位置づくかどうかについて検討した。 (2)以上のような前堤にたって、鳴門教育大学における遠隔教育のための教育情報ネットワークシステムを構想することについて検討した。 (3)具体的には、遠隔地にいる現職教師が、教材を管理したり、学習データを分析したりできるように、パソコンレベルの教材管理システムを開発した。 (4)教材をイメージ情報としてファイリングしておく装置(光ファイリングシステム)を利用して、資材約500件を入力し、教師からの要求によって、直接電話回線を通じて転送するためのソフトウェアを開発した。 (5)遠隔教育は、自己学習ならびにそれを維持するための学習者による相互啓発が重要であるので、その学習方式について実践的に試みた。その結果として、つぎのような資料が集積され、検索などが試みられた。 a.教育学習の研究授業及び検閲(公開)授業の指導案の検索 b.センター収録のビデオテープの内容検索 c.教育実践基礎能力育成のための教材の開発とファイル化 d.校務のシステム化に必要とされる基礎資料の集積 (6)教師が自らの授業を分析することが効率よくできるための授業分析装置を開発した。 (7)数学の教授法を例にとり、教授法に関する知識を集積する方法について検討した。
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Research Products
(7 results)
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[Publications] 山川信晃: 日本教育工学雑誌. 11. (1987)
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[Publications] 山川信晃 ほか: 日本教育情報学会誌. 2. (1987)
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[Publications] 西之園晴夫: 科学教育研究. 10. 95-99 (1986)
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[Publications] 西之園晴夫 ほか: 日本科学教育学会論文集. 10. 503-504 (1986)
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[Publications] 永野和男: 日本教育工学会第2回大会講演論文集. 2. 293-294 (1986)
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[Publications] 唐沢博 ほか: 情報処理学会第34回全国大会論文集. 2227-2228 (1987)
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[Publications] 西之園晴夫: "コンピュータによる授業設計と評価" 東京書籍, 214 (1986)