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1986 Fiscal Year Annual Research Report

流れの数値解析の高速化,汎用化の研究

Research Project

Project/Area Number 60460101
Research InstitutionOsaka University

Principal Investigator

三宅 裕  阪大, 工学部, 教授 (50029005)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 梶島 岳夫  大阪大学, 工学部, 助手
板東 潔  大阪大学, 工学部, 助手 (70156545)
稲葉 武彦  大阪大学, 教養部, 講師 (00029307)
Keywords数値シミュレーション / 境界要素法 / 羽根車逆問題 / LES / 直接シミュレーション / 数値粘性
Research Abstract

1.羽根車の完全三次元流れ解析 前年度に完成したパネル法による遠心の羽根車の完全三次元流れ解析コードはSX-1機を利用するためにコードのベクトル化を行った。これにより計算速度は数倍高速化されたが十分な高速化にいたらなかった。その原因は、スカラプロセッサを利用するための高速化の目的に対して影響係数の計算の場合わけを用いていることがあり、ベクトル演算ではそれよりも演算方式を単純化して繰り返し演算によって高速化する方が得索であることがわかった。現在コードの一層の高速化を進めている。パネル法解析とは別に羽根車の完全三次元逆問題の計算コードをベクトル化する作業も行った。このコードは級数解法を用いているが、従来のACOS機では約3時間を要した計算が30倍程度高速化されて5分程度の計算時間になった。本解法は単純演算の多重ループになるのでベクトル化効果が大きいものと考えられ、従来不適当とされた解法の見直しが必要であることがわかった。
2.乱流の数値シミュレーション 乱流の数値シミュレーションコードを汎用化して任意形状流路へ適用可能とするためにシミュレーション精度向上の基本条件を研究した。このために壁領域の低レイノルズ数効果によるLESの不具合を除去すること、モデルの妥当性の検証等の研究を進めた。壁近傍のシミュレーションには直接シミュレーションを用い、人工粘性を導入したが、本来の分子粘性に比べて2桁程度小さくなければ致命的な精度低下を生ずることを確認し、高精度化の見通しを得た。またこのためには壁近傍での三次元不等間隔格子が不可欠であるので、その数値粘性の除去のための工夫を研究した。モデルの検証のためには一様等方乱れ場に特定波数の乱れエネルギを注入した場合の乱れの応答の数値シミュレーションを行って成果を得た。

  • Research Products

    (4 results)

All Other

All Publications (4 results)

  • [Publications] 三宅裕: 日本機械学会論文集B編. 52. 758-764 (1986)

  • [Publications] 三宅裕: 日本機械学会論文集B編. 52. 765-771 (1986)

  • [Publications] 三宅裕: 日本機械学会論文集B編. 52. 3460-3468 (1986)

  • [Publications] 三宅裕: 日本機械学会論文集B編. 52. 20-26 (1987)

URL: 

Published: 1988-11-09   Modified: 2016-04-21  

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