1987 Fiscal Year Annual Research Report
建築デザインプロセスにおける知識と方略に関する研究
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60460180
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
高橋 鷹志 東京大学, 工学部, 助教授 (20024234)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
西出 和彦 東京大学, 工学部, 助手 (80143379)
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Keywords | 設計方法 / デザインプロセス / 設計言語 / 空間表象 / 空間図式 / 空間認知 / CAD / ビジュアルシンキング |
Research Abstract |
最終年度である本年は基本的に過去2年の成果のまとめと若干の補違的作業を行なった. 具体的には以下の3つである. 1.追加設計実験 過去2年と異なる設定(比較的自由度のある敷地において,多数の空間要素を配列するタイプの課題)の設計実験を行ない,以下のような結果を得た. ・敷地に対する基本的配置や, 複数の空間をまとめる作業, あるいは並んだ部屋をずらす操作等はかなり自動的な操作として進行していること. ・各操作ごとに形態や空間は異なる性質を持つものとして扱われること. ・ある案(設計対象の状態)を評価する時に「ありえる(えない)」に代表される対象の存在のリアリティに関する判断が重要な役割を果たすこと. 2, 設計実験より取り出された設計行為のモデル化 実験から得られた設計の操作のモデル化のまとめを行なった. 特に本年度は設計における様々な単位とその取り扱われ方を, 異なる性質を持つ「積み木」(地空間, 図空間, 空間積木, 空間粘土, 型等)の操作の体系として説明するモデルを提案した. 3, 設計行為をシミュレートするシステムの開発 前年度のシステムが設計のプロセスの表現に重点がおかれていたのに対して, 本年度は2の考え方をベースにして, 設計の際に取り扱われている「単位」の性質の差異を表現することを主眼としている. さらに前年度のシステムとの統合作業を行ないつつある. なおこのシステムについては.今後.建築学科の学生及び一般市民を対象とした, 形態・空間操作の教育ツールとして, また建築デザイナーを対象とした知的CAD(設計者が使用する形態の知識を持つ)システムとして発展させていく予定である.
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Research Products
(6 results)
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[Publications] 萩原一郎: 日本建築学会大会学術講演梗概集. 545-546 (1987)
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[Publications] 山田哲弥: 日本建築学会大会学術講演梗概集. 547-548 (1987)
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[Publications] 横山勝樹: 日本建築学会大会学術講演梗概集. 549-550 (1987)
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[Publications] 今井ゆりか: 日本建築学会大会学術講演梗概集. 551-552 (1987)
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[Publications] 鈴木毅: 日本建築学会大会学術講演梗概集. 553-554 (1987)
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[Publications] 山田哲弥: 日本建築学会関東支部研究報告集. 117-120 (1987)