1986 Fiscal Year Annual Research Report
ベージュ(Chー~diak-Higashi)マウスの変異遺伝子の検索
Project/Area Number |
60480240
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Research Institution | Akita University |
Principal Investigator |
東 音高 秋大, 医学部, 教授 (20004848)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
谷田部 道夫 秋田大学, 医学部, 講師 (70158012)
小林 康子 秋田大学, 医学部, 講師 (30133937)
田原 麻利絵 秋田大学, 医学部, 助手 (10188401)
川原田 良彦 秋田大学, 医学部, 助手 (10091802)
奥原 英二 秋田大学, 医学部, 教授 (60000915)
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Keywords | チェディアク / 東病 / ライソゾーム膜蛋白 |
Research Abstract |
ベージュ(CHS)および正常マウスの肝ホモジネートを1mMCa【Cl_2】処理後にパーコール等調密度勾配遠心することにより、ライソソームをミトコンドリアから分離して、ほゞ純粋なライソソーム画分を得た。 その際ライソソーム膜蛋白の分解を防ぐ目的で蛋白分解酵素阻害剤(PMSF)を添加する試みも行ったが、この條件下ではCa【Cl_2】濃度を若干増加する必要があり、またライソソームの収量が減少するという不都合を生じた。 このようにして得たライソソームを破懐して膜と内容物に分画し、膜は更に1M-Nacl処理およびトリトンX-100処理を行なって蛋白を抽出した。 これらの蛋白についてSDS-PAGEを行なった結果CHSと正常との間に差を認めなかった。 更に各画分をコンカナバリンA・セファロース4Bアフィニティーカラムに付して得た糖蛋白についてSDS-PAGEを行なって、CHSと正常とを比較した。 予備実験の段階では膜画分の分子量約90000の糖蛋白がCHSにおいて欠損することを認めた。しかし、その後の実験ではこれを確認することができなかった。 そこで最近我々はベージュ(CHS)の変異分子を更に追求する目的のためにKremmer et al(BBA455,655,1976)に準じた方法で、脂質を抽出、分析している。
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Research Products
(1 results)