1986 Fiscal Year Annual Research Report
Epikeratophakiaに関する基礎的臨床的研究
Project/Area Number |
60480393
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Research Institution | Nihon University |
Principal Investigator |
崎元 卓 日大, 医学部, 助教授 (70111515)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
清原 尚 日本大学, 医学部, 助手
吉村 能至 日本大学, 医学部, 助手
葛西 浩 日本大学, 医学部, 助手 (80133437)
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Keywords | Epikeratoghakia / 屈折矯正手術 / 表層移植 / 角膜レンズ / 角膜保存 |
Research Abstract |
1.Epikeratophakiaの臨床応用は無水晶体眼に対する限られた症例、即ちコンタクトレンズ或いは人工水晶体等に不適な症例である。強度近視もしくは強度の角膜変形を伴なう症例、2例の球状角膜及び、一例の円錯角膜に対して行われ、大部分の屈折矯正及び角膜菲薄化に対する補強の意味も含めて効果を発揮した。 問題点としてはEye Bankに登録した角膜を屈折矯正を目的として加工する事への規制があり今后の検討を要する。 2.角膜レンズの作成に関しては使用するDonor角膜の質の問題、即ち眼球、角膜の保存状態により再度室温に戻すと厚さや膠厚線准自体への影響が考えられ、之が角膜レンズの度数の変化として表わされる事である。新鮮角膜の使用が限られている点が臨床上問題となる。 3.実験的には、正常の厚さの角膜上に更に重ねて角膜実質を乗せた際の実質全体の生理的な変化が従来知られていない。我々の実験からは、HostとGraftの間には、互いにその厚さを補捉する如き変化が見られ興味深い。 4.現在の傾向である新鮮角膜の使用もさる事ながら凍結組織の質的問題を確認かつ改善する方向を孝慮すべきと考え、現在実験中である。
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Research Products
(2 results)