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1986 Fiscal Year Annual Research Report

カテコールアミン類のバイオテクノロジーによる分析法の開発

Research Project

Project/Area Number 60480456
Research InstitutionSetsunan University

Principal Investigator

吉岡 正則  摂南大, 薬学部, 教授 (30012652)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 石井 當男  東京大学, 医学部, 助教授 (90010363)
Keywordsカテコールアミン / バニルマンデル酸 / ホモバニリン酸 / 単クローン抗体 / 酵素免疫測定法 / FT-IR / 3-メトキシ-4-ヒドロキシフェニルグリコール / 免疫センサー
Research Abstract

ホルモンおよび神経伝達物質として、生体の情報を担っているカテコールアミンは、生体内で微量に存在し、不安定でかつ非常に速く代謝するため、これらの変動と人との活動との関係を知ることは困難とされている。すでに本研究者らは、カテコールアミンおよび代謝物の特異的抗原および抗体を調製することに世界で初めて成功している。本研究では細胞融合法により、純度の高い単クローン抗体を作り、生体に応用するための基礎的検討をすることを目的としている。昨年度は、酸性の代謝物のホモバニリン酸(HVA)とバニマンデル酸(VMA)の単クローン抗体を調製した。本年度は、この単クローン抗体をモデルとして、固定化の条件など検討する。さらに免疫センサーの電位の測定法および中性の代謝物の抗体を調製することを目標として以下の成果が得られた。
1.HVAおよびVMAの単クローン抗体をガラスまたは種々のマトリックスに固定し、酵素免疫測定法およびFT-IRで一重膜に近い安定な超薄膜固定ができたことを証明した。
2.免疫センサーの電位の測定系について検討し、微小の電位が出ることが判明した。
3.ドライディスクにより簡便な酵素免疫測定法の可能性が出た。
4.中性のカテコールアミン代謝物の3-メトキシ-4-ヒドロキシフェニルグリコールの抗原を調製した。
5.カテコールアミンおよび代謝物の抗原の調製法および抗体の調製法について総括し、論文を書いた。
6.カテコールアミンの一つであるドーパミンの新しい代謝物を見い出し、構造決定をした。
7.カテコールアミンレセプターについての総説をまとめ、研究の意義についての考察を高めた。

  • Research Products

    (6 results)

All Other

All Publications (6 results)

  • [Publications] S.Ito: J.Chromatogr.375. 135-140 (1986)

  • [Publications] M.Yoshioka: Biogenic Amines. (1987)

  • [Publications] M.Yoshioka: Biogenic Amines. (1987)

  • [Publications] M.Yoshioka: Biogenic Amines. (1987)

  • [Publications] M.Yoshioka: Precision Machinery. (1987)

  • [Publications] 吉岡正則: 治療学. 16. 25-28 (1986)

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Published: 1988-11-09   Modified: 2016-04-21  

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