1986 Fiscal Year Annual Research Report
cAMP-CRPレベルに伴う関連遺伝子群発現の定量的解析
Project/Area Number |
60480511
|
Research Institution | University of Tsukuba |
Principal Investigator |
饗場 弘二 筑大, 化学系, 助教授 (20025662)
|
Keywords | CAMP受容タンパク質 / プロモーター / 転写調節 |
Research Abstract |
1.CAMPとCRPの調節下にある大腸菌の遺伝子のうち、lac,mal,gal crpおよびcyaについて、各遺伝子のプロモーターを含むDNA断片を調製した。 2.SIマッピング法およびRNAドットブロット法により、cya遺伝子の転写が培地中のcAMP濃度に依存して変動するー転写量とcAMPレベルに逆相関関係が存在するーことを見い出した。 3.lacとcAMP-CRPおよびRNAポリメラーゼとの相互作用をフットプリント法で調べ、cAMP-CRPの結合により、RNAポリメラーゼのプロモーター結合様式が変化することを見い出した。 4.大腸菌のクロモゾームDNA断片の中からプロモーターを含む断片をプラスミド中にクローニングした。これらのプロモーターのうち、cAMPにより転写が促進または抑制されるものをえらびだし、現在各クローンの詳細な解析をすすめている。
|
Research Products
(2 results)