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1986 Fiscal Year Annual Research Report

固定化酵素の活性化機構解明と臨床応用

Research Project

Project/Area Number 60570589
Research InstitutionOsaka University

Principal Investigator

大城 孟  阪大, 医学部, 講師 (30028542)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 森 武貞  大阪大学, 医学部, 教授 (60028496)
上林 純一  大阪大学, 医学部, 文部教官助手 (40135687)
Keywords固定化酵素 / 腎組織由来ウロキナーゼ / 組織プラスミノゲンアクチベータ / 人工血管
Research Abstract

実験は2分して行った。
1.人工血管移植に関する研究
家兎の大動脈および下大靜脈にそれぞれ人工血管を移植した。
(1)人工血管としては内径2mmまたは3mmのゴアテックスまたはナイロン製のものを間置する方法にて端々吻合し移植した。長さは2cm〜5cmとした。
(2)移植した人工血管は3・7・14日目に屠殺し移植片を採取した。そして内腔の血栓形成状態および仮性内膜被覆状態を内眼的および顯徴鏡学的に検索した。
(3)その成績は3日目では約70%が閉塞していた。
次年度は同種人工血管に組織プラスミノゲンアクチベータまたは腎組織由来ウロキナーゼを固定し、この抗血栓性物質固定人工血管の開存率あよび長期移植時の生体反応を検討する予定である。
2.酵素固定化に関する実験
酵素には組織プラスミノゲンアクチベータまたは腎組織由来ウロキナーゼをナイロンまたはポリウレタン線維などに固定しその線溶活性を検討した。
(1)固定化には温度を高めることが必要であるが、酵素活性失活の点より37℃が最適であり、現在はこの条件下で固定した。
(2)固定化組織プラスミノゲンアクチベータは勝れた線溶活性を有し、従来の固定化ウロキナーゼに較べ1.5〜2.0倍の線溶能を有した。
(3)また腎由来ウロキナーゼ固定化ポリウレタンチューブを作成し、これをTPN用靜脈内留置カテーテルとして使用したところ、従来のカテーテルに較べ血栓形成は1/3〜1/4に低下した。ただしカテーテル敗血症の頻度は調査中である。

  • Research Products

    (2 results)

All Other

All Publications (2 results)

  • [Publications] 大城孟他7名: 人工臓器. 15. 195-200 (1986)

  • [Publications] 大城孟: リンパ学. 9. 13-20 (1986)

URL: 

Published: 1988-11-09   Modified: 2016-04-21  

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