1986 Fiscal Year Annual Research Report
アイカメラを用いた観察・推論過程の測定評価に関する基礎的研究
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60580237
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Research Institution | Gifu University |
Principal Investigator |
伊藤 秀子 岐大, 教育学部, 助手 (00108052)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
野嶋 栄一郎 福井大学, 教育学部, 助教授 (20000086)
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Keywords | 観察過程 / 推論過程 / 眼球運動 / 学習者特性 / Audio-Visual Test / 個別事例研究 / 測定評価 / 個人差 |
Research Abstract |
本年度は、新たにより精度の高い眼球運動分析システムを導入し(経費別途)、システムの試行と基礎データの検討を十分に行った。それと並行していくつかの実験を行い、次のような結果を得た。 1.教科書挿絵のスライドについて、刺激布置と走査パターンとの関係を追跡し、刺激布置の違いによる視点の集中と分散、同一刺激における走査パターンの個人差について明らかにした。 2.視聴覚教材用ビデオについて、提示法の違いによる眼球運動パターンの変化と課題解決効果との関連や、個人の興味・関心度との関連を調べ、効果的提示法に関する基礎資料を得た。 3.個人の観察,推論過程の特徴をとらえるため、テレビ番組のAudio-Visual Test化を試みた。特に、パーソナルコンピューターによってVTRを自在に制御する方法の改善を行ったことで、Audio Visual Testing環境が一段と整備された。 4.観察,推論過程を個別的に測定評価する方法論についてまとめを行った。 5.テレビ番組による学習過程を解明するため、映像,音声,両者の対提示による条件下での眼球運動を比較した。また、提示刺激の特性との関係,眼球運動と記憶再生との関係についても検討中である。これらは来年度に発表する予定である。
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Research Products
(4 results)
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[Publications] 伊藤秀子: 日本教育工学会大会論文集. 2. 5-6 (1986)
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[Publications] 宮川祐一: 福井大学教育学部附属教育実践研究指導センター紀要. 10号. 11-20 (1986)
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[Publications] 伊藤秀子: 日本心理学会大会発表論文集. 51. (1987)
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[Publications] 伊藤秀子: 日本教育心理学会総会発表論文集. 29. (1987)