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1986 Fiscal Year Annual Research Report

開口合成方式ドップラー・ソーダの試作研究

Research Project

Project/Area Number 60840008
Research InstitutionKyoto University

Principal Investigator

光田 寧  京大, 防災研究所, 教授 (90027219)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 文字 信貴  京都大学, 防災研究所, 助教授 (20111982)
塚本 修  岡山大学, 教養部, 助教授 (40027298)
横山 長之  工業技術院, 公害資源研究所, 課長
武田 喬男  名古屋大学, 水圏科学研究所, 教授 (60022604)
Keywordsソーダ / プロファイラー / ドップラー / 開口合成
Research Abstract

先年度に完成した各部分の試験およびシステムとしての性能テストを今年度において実施した。
1)アンテナ部分については、まず3つのスピーカーのみを用いて開口合成がうまくできているかどうかの試験を行った。その結果、ビームパターンは理論的な計算によって求めたものとほぼ同じものが実際に得られることが確認できた。
2)アンテナ制御装置については回路的には問題が無かったが、受信信号の合成結果が予想外に感度が悪く、計画の性能に達していないことが見出された。また出力についても設計値を下まわっているらしいことが見出された。
3)データ処理部については、従来の単一ホーンによるアンテナを接続して試験を行った結果、FFTおよびコンプレックスバリアンスの両システムとも正常作動していることを確認できた。
4)全ての部分を接続して総合的な試験を行ってみたが、やはり受信信号が弱く満足を得るところまで至らなかった。これは各ホーンを直接並列に接続する形にになっていることによる問題と、位相差を付して合成する際の演算方式に問題があるのではないかという結論に達した。
以上のように試験観測の結果は思わしくない結果に終ったので、各部分の設計の再検討を行い、一つ一つのホーンに出力トランスを付けること、受信信号も1つずつ差動増幅器で増巾の上、ディジタル変換を行い、ディジタル的に位相合成を行うこと、およびフィルターを各チャンネルに増設するということとした。この線に沿っての改良を本年度途中より開始し、近く完成する予定である。第三年度初頭から改良のできた装置を用いて試験を行う予定である。

  • Research Products

    (1 results)

All Other

All Publications (1 results)

  • [Publications] 村林成: 京都大学防災研究所年報. 29B-1. 251-259 (1986)

URL: 

Published: 1988-11-09   Modified: 2016-04-21  

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