1986 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
60850030
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
中島 尚正 東大, 工学部, 教授 (00011073)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
依田 彦三郎 東京大学, 工学部, 助手 (90010850)
渡辺 定夫 東京大学, 工学部, 教授 (10011214)
国井 秀子 (株)リコー, ソフトウェア研究所, 所長
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Keywords | 情報検索 / Feature Description / 機械図面 / 光ビデオディスク / グラフデータモデル / データベース |
Research Abstract |
1.ハードウェアの構成 ビデオディスクドライバとイメージスキャナおよびパソコンから成る光ビデオディスクシステムを購入して、昨年度に購入ずみのミニコン(382/310)、ディスプレイとリンクさせてハードウェア部を完成させた。 2.検索用ソフトウェア 情報検索システムのデータベースとしては、共同研究者の国井が開発したグラフィックデータモデル(GDM)について、従来型のリレーショナルモデルおよびフレームモデルと詳細に比較検討した結果、GDMの優位性が明らかになったのでこれを採用した。 図面の索引づけ(キーワード化)は、昨年来の研究成果である図面検索用に改善を加えたFeature Description言語を用いた。 本研究のように図面の詳細内容に関係した検索の問合わせにたいしては、表現力の豊かな言語が必要である。GDMを具体化したデータベースソフトであるG-Baseの表現力は本研究には適さないので、Feature Description言語に基づく問合せシステムを設計し作成した。 3.検索実験 検索システムの効用と問題点を明確にするために、日本機械学会編、「ころがり軸受図集」を対象として選び、約80図例についてFeature Description言語を用いて索引づけを行なった。図のイメージ情報は光ビデオディスクに貯えた。 検索実験の結果、ころがり軸受と軸の組み合わせ方について、機械設計上の有効な区別をつけて検索できることが確認できた。しかし、索引づけの簡略化、検索時間の短縮化等が未解決であって、来年度の課題として重点的に取り組むべきであることがわかった。
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Research Products
(3 results)
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[Publications] 佐治斉: コンピュートロール. 17. 110-117 (1987)
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[Publications] 中島尚正: えいあい(MRI-AI研究会会報). 3. 6-8 (1986)
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[Publications] Shunichi Minami: (1987)