1985 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
60850042
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Research Institution | Tokyo Metropolitan Technical College |
Principal Investigator |
湯浅 三郎 東京都立工科短大, その他, 助教授 (60123147)
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Keywords | 水素 / ガスタービン / 超小型 / 開発 |
Research Abstract |
化石燃料に代わる燃料のひとつとして水素が注目されだしてから久しいが、これを現実の原動機の燃料として実用化する一つの試みとして、我々は、小型化に重点を置いた超小型水素ガスタービンの開発研究を行うことにした。本ガスタービンシステムは、大きく分けるとガスタービン本体と試験・計測部とから成る。本体とはコンプレッサ,タービン,燃焼器を指し、試験・計測部は水素燃料供給系,空気供給系それと性能試験台及び計測・制御システムから構成されている。本年度は、実験システム構築の第1年度として水素燃焼器及び燃料と空気供給系,性能試験台の設計・製作を主に行った。以下にそれらの経過及び成果の概要を述べる。 1.水素燃料供給系 これは大別すると高圧ボンベ集合装置,水素流量調整装置,緊急水素遮断装置とから成る。圧力5kgf/【cm^2】Gで最大流量30【Nm^3】/hの水素を圧力、流量とも一定に保って30分以上連続して供給できることを設計目標として製作した。 2.超小型水素燃焼器 燃焼器の試作は二段階に分けて行った。初めに、予想される種々の技術的問題を解決するために試験燃焼器を試作した。性能測定の結果、安定で非常に高負荷(4×【10^8】kcal/【m^3】・h・at)な燃焼が可能なことが確められたので、これに基づき実機用燃焼器を製作した。 3.空気供給系 これは大別すると送風機,空気流量調整装置,空気流路切換弁とから成る。起動時の空気の流れに特に注意して切換弁は設計した。 4.性能試験台 摩擦係数が【10^(-3)】のスライドプレート上に本体を載せ、推力測定用のロードセルによって推力を測定する形の性能試験台を製作した。
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