1986 Fiscal Year Annual Research Report
プレキャスト床版を用いた連続合成桁のクリープ現象に関する実験的研究
Project/Area Number |
60850090
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Research Institution | Osaka City University |
Principal Investigator |
中井 博 阪市大, 工学部, 教授 (00047052)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
竹中 裕文 (株)春本鐵工所, 設計部(大阪市立大学大学院・研究生), 課長代理
渡辺 英一 京都大学, 工学部, 助教授 (30026174)
藤井 学 神戸大学, 工学部, 助教授 (30031074)
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Keywords | 合成桁 / プレキャストコンクリート / プレストレス / クリープ / リラクセーション |
Research Abstract |
今年度は、昨年度から引き続き、約1年6か月に亘ってプレキャスト床版模型,PC鋼線およびプレキャスト床版合成桁模型のクリープ、あるいは、リラクセーション現象の計測を続けた。また、理論解析結果と対比も行っており、実験と解析とから得られた成果は、下記のとおりである。 (1)コンクリート床版およびPC鋼線の構造素材としてのクリープ,あるいは、リラクセーション試験:約1年6か月に亘り計測およびデータの整理・分析を継続して行った。そして、上述のコンクリート床版およびPC鋼線の構造素材としてのクリープ,あるいは、リラクセーション特性を明らかにしつつある。 (2)コンクリート床版,PC鋼線および鋼桁を用いた合成桁模型のクリープ,あるいは、リラクセーション実験:上記の試験と同様に約1年6か月に亘る模型桁各部のひずみやたわみ等を継続して計測した。 (3)コンクリート床版,PC鋼線および鋼桁を用いた合成桁模型のクリープ,あるいは、リラクセーション現象に関する理論解析法の検討:粘弾性理論に基づいた弾性合成桁の理論を展開し、それらをラプラス変換を用いて、プレキャスト床版合成桁のクリープ,あるいは、リラクセーション現象に関する解析プログラムを作成した。 (4)上記データの分析および検討:クリープ,あるいは、リラクセーションにともなう模型桁各部のひずみやたわみの変動について、実測値と上述の解析プログラムによる計算値とを比較・検討し、両者がよく一致することを確認し、実用計算法の開発の足がかりを得た。
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[Publications] 中井博,藤井学,渡辺英一,竹中裕文: 昭和61年度土木学会関西支部年次学術講演会講演概要集. I-78-1-I-78-2 (1986)
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[Publications] 中井博,藤井学,渡辺英一,竹中裕文: 土木学会第41回年次学術講演会講演概要集第1部. 431-432 (1986)
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[Publications] 中井博,渡辺英一,林圭一,竹中裕文: 土木学会第41回年次学術講演会講演概要集第1部. 435-436 (1986)
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[Publications] 中井博,藤井学,渡辺英一,竹中裕文: 構造工学論文集,土木学会. 33A. 275-284 (1987)
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[Publications] 中井博,渡辺英一,竹中裕文,林圭一: 構造工学論文集,土木学会. 33A. 285-298 (1987)