1985 Fiscal Year Annual Research Report
パラジウム触媒を用いる生理活性物質の高立体選択合成プロセスの開発
Project/Area Number |
60850153
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Research Institution | Tokyo Institute of Technology |
Principal Investigator |
辻 二郎 東京工業大学, 工, 教授 (00016685)
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Keywords | パラジウム触媒 / 不斉環化反応 / 不斉還元反応 / プロスタグランジン【E_2】 / プロスタグランジン【D_2】 |
Research Abstract |
1.プロスタグランジン【E_2】の合成 最終的には(式-1)で示すようなプロセスでのPG【E_2】の合成を計画しているが、本年度は、その基礎研究として(式-2)で示すような4種類のキラルな炭酸アリルエステルを合成し、Pd触媒による環化反応を検討した。その結果、総ての系において高い位置、立体選択性が得られた。 2.プロスタグランジン【D_2】の合成 (式-3)で示すようなPd触媒による不斉還元反応でPG【D_2】の合成を計画しているが、本年度はモデル反応として、エンオキジド【1!〜】や【2!〜】の還元反応を検討した。
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Research Products
(3 results)
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[Publications] Tetrahedron Lett. 25-5921. (1984)
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[Publications] 化学増刊. 3. (1985)
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[Publications] 有機合成化学協会誌. 44-1. (1986)