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1985 Fiscal Year Annual Research Report

繊維状活性炭を用いる移動層水処理装置の開発の研究

Research Project

Project/Area Number 60850168
Research InstitutionTokyo University of Science

Principal Investigator

河添 邦太朗  東京理科大学, 理工, 教授 (60013083)

Keywords活性炭 / 繊維状活性炭 / 水溶液吸着 / 水処理 / 移動層
Research Abstract

繊維状活性炭(以下ACFと略記)を用いる連続向流の移動層水処理装置を開発するために、本年度は、外径600φのアクリル製移動層水処理装置を試作し、1.同装置へのACFの水スラリーによる供給実験、2.ACF充填層の圧損および処理水集水部のストレーナーの圧損の検討、3.移動層必要層高と探作条件との関係等を求めるための、トリクロロエチレン、フェノール水溶液のACFによるバッチ吸着ならびにカラム吸着実験、を行い、つぎのような結果が得られた。
1.水スラリーによるACF(カットファイバー)の供給 輸送管として65φの塩ビVSホースを用いポンプにより吸引送入を行った結果、スラリー濃度2ωt%以下の範囲では容易にACFを供給しうることが判った。管内における輸送に伴なう圧損とスラリー濃度、管内流速との関係が求められた。
2.充填層の圧損、集水部ストレーナーの圧損 ACF充填層の圧損は空塔速度10m/hrで3〜4〔m-【H_2】O/m-層〕程度である。ストレーナーにおける圧損はストレーナーに接するACF層の圧損に等しく開口比により支配される。開口比4〜8%の範囲では充填層全体の圧損と同程度の値を示した。
3.トリクロロエチレン、フェノールのACFによる吸着 (1) バッチ吸着………0.01〜100ppmの範囲の平衡関係を求めた。 トリクロロエチレンの吸着ではミクロ孔孔径の小さいACFの方が吸着量が大で、フェノール吸着の場合は逆であることが判った。 (2) カラム吸着………移動層必要層高に等しい吸着帯長さは繊維充填層の空隙における流体混合が支配的で、ペクレー数(Pe)がRe数によらずほぼ一定であること、繊維径を代表長さとしてとるとPe数が【10^(-2)】程度であることが判った。

  • Research Products

    (1 results)

All Other

All Publications (1 results)

  • [Publications] 化学工学協会51年会講演. (1986)

URL: 

Published: 1988-11-09   Modified: 2016-04-21  

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