1986 Fiscal Year Annual Research Report
発癌遺伝子を導入されたトランスジエニック動物での遺伝子産物の発現とその免疫応答
Project/Area Number |
61015021
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
森 庸厚 東大, 医科学研究所, 助教授 (40012760)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
丹代 恵 東京大学, 医科学研究所, 教務職員 (40179924)
山内 一也 東京大学, 医科学研究所, 教授 (30072888)
秋山 徹 東京大学, 医科学研究所, 非常勤講師 (70150745)
野瀬 清 東京大学, 医科学研究所, 助教授 (70012747)
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Keywords | 発癌遺伝子 / トランスジェニック動物 / 免疫応答 |
Research Abstract |
本年度は、トランスジェニック動物作成上の技術的難関であった遺伝子の受精卵前核への移入と仮親への卵管果を通じてのEmbryo-trasrsfer(E・T)のテクニックを習熟することによって、myc遺伝子を導入したマウス産児を実際に得られるようになった。具体的には、PSV2CT myc clone 10K:2μg/nlを2pl/egg注入し、257個のViableな卵を仮親へETして17匹の産児を得ているが、遺伝子の発現までには至っていない。本邦においてはこの種の研究は揺藍期にあり、その啓蒙の意義も兼ねて、医科研,予研、大学関係者の若手研究員を主な対象にBahbury Report(20巻)"Genetic Manipulation of the Early Mammalian Embryo"の輪読会を中心に数多くのセミナーを組織してきた。一方、NKマーカーをもつヒト脱落膜由来細胞株の分泌する強力な免疫抑制物質(分子量約5万)が免疫担当細胞の細胞増殖、分化の過程を制御することによってその効果を発揮することを見い出した。さらに、この物質が正常細胞にはほとんど障害作用を示さないが、広範囲な骨髄球、リンパ球由来の悪性細胞に対してcytotoxicあるいはcytostaticな制御作用を示すことを見い出した。従来のTNFやlympohtoxinとは異なった分子量と作用機序を示す新しい制癌剤的色彩をもった生理活性物質として、そのアミノ酸一分子構造の解明をいそいでいる。 また共同研究者の秋山は、erbBやerbB2遺伝子のkinase活性発現のmolecular levelでの研究、野瀬は、myc遺伝子の培養細胞での発現のメカニズムを追求した。山之内は全体を統括することによってその任をはたしてきた。
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Research Products
(8 results)
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[Publications] Shigyo,Y.: Immunol.Invest.15. 23-33 (1986)
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[Publications] Mori,T.: J.Natl,Cancer Inst.77. 115-120 (1986)
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[Publications] Tatsumi,K.: A.J.Reprod Immurol,and Microbiol. (1987)
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[Publications] Irahara,M.: Immurobiology.
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[Publications] Mori,T.: Cell Immunol.(1986)
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[Publications] Mori,E.: Proc.Jap.Can.Assoc.The 45th Annual Meeting. 137. (1986)
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[Publications] Mori,T.: "Antibo dies to the jora pellucida in velation to wrman fartility (Pevspectives in Immunoreproduction and cntva ception)" Hemisthove Publishing Corporation Washington D.C.U.S.A., (1987)
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[Publications] Morl,T.: "Immunobiological and chenical studies on Forssivan mtigen in animal and Wrman tumors(Proc.of the【VIII】thtuteruational Conference or Labelled Antibodies)" University of Tokyo press Tokyo,Japan., (1987)