1986 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
61030012
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
安岡 正人 東大, 工学部, 教授 (20058043)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
尾島 俊雄 早稲田大学, 理工学部, 教授 (20063670)
松尾 陽 東京大学, 工学部, 教授 (00010778)
田畑 貞寿 千葉大学, 園芸学部, 教授 (20009715)
石井 聖光 芝浦工業大学, 教授
斎藤 平蔵 東京理科大学, 理工学部, 教授 (50010575)
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Keywords | 居住密度 / 環境条件 / 環境評価 / 環境予測 / 環境制御 / アメニティ / 動的総合制御 |
Research Abstract |
都市域の拡大、並びにその質的変容という状況の中で、社会のアメニティに応えうる居住環境を将来的に構築して行くためには、これまでの個別的・受動的研究を統合して体系的・能動的研究に発展させ、環境予測、特に環境制御の側面の研究を重点的に推進して行く必要があるとの認識に立って、環境概念の軸で「環境評価領域」、「土地利用分級」、「環境期待値」、方法論の軸で「都市生態系のインテグレーション」、「都市環境の熱的平衡」、「都市空間の空気流動と拡散」、「都市騒音の総量と暴露量制御」などの柱を立てて研究を進めてきた。 先ず、各研究分担者がそれぞれの研究成果を、居住密度と環境条件の状況把握度や環境予測、並びに制御への情報提供度の評価軸で個々に統合整理した。次に、それらの再整理されたデータを持ち寄り、総合的な環境予測・制御体系の中へ、建築、交通、エネルギー、水、空気などの要因別に布置し、フレームの全体像を探る議論を行った。 その結果、各要因別に環境制御の可能性が確認されたが、更に、全体像の中で欠落、あるいは不十分な部分を抽出して、その重要度を評価した。その際、感覚的に捉えうる領域のみならず、見えざる領域についても十分注意した。以上の検討を行った上で、都市環境の予測・制御に関する動的トータルシステムの構築という最終目的達成のため、今後いかなるテーマでどのように研究を進めて行くべきかを討議した。これらの成果を将来の重点領域研究へ発展的につなげて行きたいと考えている。
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Research Products
(4 results)
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[Publications] 斎藤平蔵: 日本建築学会大会学術講演梗概集. (1987)
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[Publications] R.A.Wadden;I.Uno;S.Wakamatsu: Environmental Science & Technology. 20. 473-483 (1986)
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[Publications] S.Wakamatsu;K.L.Schere;J.H.Shreffler;I.Uno: Proceedings of the seventh world clean air congress. 7. 287-294 (1986)
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[Publications] 尾島俊雄: 日本建築学会大会学術講演梗概集. (1987)