1986 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
61040008
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Research Institution | University of Tsukuba |
Principal Investigator |
小中 俊雄 筑大, 農林工学系, 教授 (60024569)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
阿部 勲 三重大学, 農学部, 教授 (20024581)
太田 健一郎 横浜国立大学, 工学部, 助教授 (30011216)
清水 浩 岩手大学, 農学部, 教授 (00091645)
村田 敏 九州大学, 農学部, 助教授 (30038187)
南方 康 東京大学, 農学部, 教授 (00011841)
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Keywords | 農村 / バイオマス / エネルギー / 木質資源 |
Research Abstract |
(1).現在稼動中の木質バイオマス成形プラントについてエネルギー収支の調査を行い、経済的に有効なエネルギーをペレット1ton当り17GJ増加させていることを明らかにした。 (2).架線系集荷作業には、タワーヤーダーが最適である。ハーベスタ伐倒・技払、トラクタ全幹集材、ハーベスタ玉切で、人力に比較し5〜12%の能率向上となる。 (3).NASAによる燃焼モデルをもとにして、質量保存則と平衡の式で、十種類の生成物質の平衡定数を用いたモデルを開発し、木質材燃焼における残渣温度の低下法を求めた。 (4).樹皮ペレット用燃焼炉を試作開発し、一次空気量を調節で4〜10万Kcal/hrまで変化できることを明らかにしてガス化燃焼方式を確立した。 水分潜熱回収装置を含むバイオマス汎用燃焼炉を試作した。 (5).軟鋼FC-20は、750℃以上で繰り返し加熱により腐食量が減少する。耐食性は、低クロム鋼、FC-20、SS-41鉄の順であることがわかった。 (6).未利用森林資源の成型性には、化学成分のほか試料の粒径も関与し、易成型性粉末の混入が有効であることを明らかにした。 (7).ギンネムの水分と圧縮粉砕の所要エネルギーとの関係を明らかにし、その圧縮特性等へのバインダー影響を測定解析した。 (8).8PSガソリンエンジンの自走式架線集材機を開発し、チップ生産能力1〜1.2【m^3】/hであった。不整地走行では燃費が45〜50%増、12°の傾斜地走行では、最大40%増となることが認められた。
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Research Products
(3 results)
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[Publications] 江崎春雄: 農業施設. 17. 34-41 (1986)
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[Publications] HIROSHI SHIMIZU: AMA. 18. 65-71 (1987)
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[Publications] Y.SHIMIZU: Proc.Sino-Japanese Sympo.on Renewable Energy Resources. 48-51 (1986)