1986 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
61040013
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
木谷 収 東大, 農学部, 教授 (00024539)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
橋本 周久 東京大学, 農学部, 教授 (30011828)
宮崎 芳夫 東京水産大学, 水産学部, 教授 (30017024)
坂井 純 九州大学, 農学部, 教授 (70024536)
高井 宗宏 北海道大学, 農学部, 助教授 (20001456)
春原 亘 東京大学, 農学部, 教授 (60011954)
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Keywords | 生物生産 / 農業エネルギ- / 代替エネルギ- / 省エネルギ- / 水産 |
Research Abstract |
1.栽培・収穫システムにおける省エネルギ-をはかるため、不耕起栽培に関してデントコ-ン,飼料カブ,コムギ等をとりあげ試験した。直接エネルギ-投入はそれぞれ51%,31%,39%しか必要しないことがわかった。根の分布が不耕起では表層に片寄る傾向がみられた。 2.圃場機械作業体系の最適化をはかるため、作業機車輪を駆動する方式を開発し、従来より小さなトラクタですむことと総合燃費も概して減少することを確めた。 3.複数の耕うんブレ-ドによって低エネルギ-で耕うんできる機械を求めるため、油圧駆動複ブレ-ド式モ-ルドボ-ドプラウを設計試作してその性能を調べるとともに回転数の制御を試みた。 4.農用エンジンの燃費向上を目指して、小型機関に無段変速機を付し、負荷側の要求するトルクと回転数を保持しながらマイコンによって原動機回転数と変速比を制御することを試みた。 5.自脱コンバイン脱穀部の基礎研究を通じて、平均脱粒仕事は品種により約2倍の開きがあること、板歯の傾斜角が大きくなると駆動トルクが指数関数的に大きくなること等を見出した。 6.プロペラに自己研磨型塗料を塗ってフジツボ等の付着防止による燃料低減をはかる実船実験を行い、プロペラ表面が平滑,清浄に保たれ、省エネルギ-効果が十分にあることを確認した。 7.ニホンウナギより低温性のヨ-ロッパウナギを養殖することで、省エネルギ-をはかる研究を行った。また水産ねり製品の冷蔵温度を検討し、-80℃で急速凍結した後、-40℃前後に保存することが望ましいとわかった。 8.農林水産関係エネルギ-文献デ-タベ-スの充実をはかり、班内利用の促進をはかった。
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Research Products
(8 results)
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[Publications] Osamu Kitani;Tsuguo Okamoto;Satoshi Yonekawa et al.: Proceedings International Symposium of the Japanese Society of Agricultural Machinery. 40-47 (1987)
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[Publications] Osamu Kitani;Tsuguo Okamoto;Satoshi Yonekawa: Proceedings of the International Conference on Soil Dynamics. Vol.2. 282-297 (1987)
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[Publications] 春原亘,坂井直樹 他: 農作業研究. 54. 37-50 (1985)
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[Publications] 坂井直樹,春原亘 他: 農作業研究. 21(2). 12-17 (1986)
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[Publications] 坂井純,中小敬 他: 農業機械学会九州支部誌. 35. 13-17 (1986)
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[Publications] 佐藤要,宮崎芳夫 他: 東京水産大学研究報告. 74-1. (1987)
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[Publications] 坂井直樹: "栽培システムにおける省エネルギ- 農業機械の新技術開発調査研究" 農業機械学会, 291-302 (1986)
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[Publications] 木谷収: "省エネルギ-技術総説 農業機械の新技術開発調査研究" 農業機械学会, 265 (1986)