1986 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
61050019
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
岡田 重文 京大, 国立大学(その他), 教授 (70010048)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
竹内 豊三郎 富山大学, トリチウム科学センター, 客員教授
河村 和孝 東京工業大学, 原子炉工学研究所, 所長 (80016865)
澤田 昭三 広島大学, 原爆放射能医学研究所・障害基礎研究, 教授 (60034625)
一政 祐輔 茨城大学, 理学部, 助教授 (30007760)
高島 良正 九州大学, 理学部化学科, 教授 (10037161)
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Keywords | トリチウム環境動態 / トリチウム生物影響 / トリチウム理工学 / トリチウム研究総括 / トリチウム安全取扱いの目安 |
Research Abstract |
従来、本特別研究(核融合)のトリチウムに関する研究は、理工学と環境動熊、生物影響の3本柱からなっていたが、本61年度よりは、理工学が他のグループへ移り、環境動熊と生物影響の2本建で進める事となった。この2本のみでは、核融合とのコンタクトが薄くなり勝であるので、本トリチウム総括班には、理工学及びプラズマ関係者を加えて構成した。 総括班会議の第一回は、本年度の活動計画を設定し、総合総括班事業のトリチウム安全取り扱いの目安・改訂版資料内容案の検討、核融合炉工学の将来計画におけるトリチウムの環境動態及び生物影響研究のおける重要課題のレビューをおこなった。 第2回は、昭和62年度計画研究及び公募研究について検討、第2回核融合総合総括班成果報告会のトリチウム関係研究発表の評価、EC主催トリチウムworkshop(昭和62年2月)の最新情報の紹介と、世界的にみた場合、わが国のトリチウム研究は分子細胞レベルの生物影響研究に、ヨーロッパは環境生態研究で、アメリカ・カナダは大規模の動物実験でそれぞれ特色を発揮しており、今後のより緊密な協力の必要性が強調された。 第3回では、本年度計画研究及び総合総括班事業の進展状況報告、将来計画の重要課題より、緊急課題を設定し、その推進に必要な研究体制のありかた、重点領域研究の課題についての検討を進めた。又、現在のトリチウム研究より5つの問題点を取り上げ、それへの取組み方を議論した。 第4回は、トリチウム成果報告会発表の評価をおこなった。 昭和61年度トリチウムの総合研究成果報告会は、環境22件、生物37件に加えて、理工学研究のまとめ3件、特別講演として、JT60の計画と現状について報告された。これら成果は成果報告書として発表された。
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Research Products
(3 results)
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[Publications] S.Okada: Radiation Protection Dosimetery. 16. 13-15 (1986)
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[Publications] H.Matsudaira et al.: Radiation Protection Dosimetry. 16. 145-150 (1986)
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[Publications] 鈴木則之,平嶋邦猛: 医学のあゆみ. 139. 326-329 (1986)