1986 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
61101007
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Research Institution | Senshu University |
Principal Investigator |
梅本 吉彦 専修大, 法学部, 教授 (70096006)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
吉野 一 明治学院大学, 法学部, 教授 (50062162)
山本 毅雄 図書館情報大学, 図書館情報学部, 教授 (80011584)
根岸 正光 学術情報センター, 学術情報研究系, 教授 (90114602)
高橋 宏美 東京大学, 法学部, 助手
黒田 英文 , 弁護士
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Keywords | マルチウィンドウ / 画像情報 / 語間距離検索 / サイテーション / 用語検索 / 判例検索 / 交通事故 / 全文入力 |
Research Abstract |
本研究は、交通災害の補償及びそれに係る紛争処理に際して、公正・適切な判断基準を簡易・迅速に提供するという観点から、その中心を形成する交通災害に関する判例を検索するシステムの開発研究を行ってきた。昭和60年度において、キーワード自動抽出方式の改善および判例データの入力、検索、出力、編集の各機能の改善をはかることにつとめた。昭和61年度は、本研究の最終年度として前年度までのこれらの開発研究の結果に基づく検索実験を行い、さらにより高度な検索を実現するために主として次の点について、開発を行った。1.判決文中の用語による検索の精度の検証。判決の全文入力、全文検索という全文データベースを構築するには、キーワード自動抽出方式の確立がその前提として必要不可欠である。そこで、判決文中の用語による検索という方法を採った場合に、検索目的に適ったデータの検索がどの程度まで可能であるかという点について、多方面からの実験を重ねることによって精度の検証を行った。2.引用条文、引用判例の書式調査とデータベースへの蓄積。引用条文、引用判例による検索は判例検索方法として重要なものの一つであるが、これらをデータベースとして蓄積するに際して、その書式型態を蓄積判例425件のすべてについて調査し、分析につとめた。その結果、引用条文については、機械処理による自動抽出が可能とみられるが、引用判例については書式に統一性がなく、自動抽出は困難との結論に達した。3.語間距離指定による用語検索。キーワード検索における絞り込み機能として有効であることが判明した。4.マルチウィンドウを用いた検索機能の開発。操作性、プレゼンテーション及び並行処理等を可能にするものとして、実現をはかった。5.画像情報登録、出力機能の開発。判決理由中の図表について、判決全文の検索とFAXによる連動した検索を実現した。
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