1986 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
61102001
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Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
野口 正一 東北大, 電気通信研究所, 教授 (80006220)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
富永 英義 早稲田大学, 理工学部, 教授 (20063688)
富田 真治 九州大学, 大学院・総合理工学研究科, 教授 (40026323)
田中 英彦 東京大学, 工学部, 助教授 (60011102)
上林 弥彦 九州大学, 工学部, 教授 (00026311)
相磯 秀夫 慶応義塾大学, 理工学部, 教授 (90051250)
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Keywords | 分散処理 / プロトコル / 推論エンジン / 並列処理 / 図形表示処理 / マルチプロセッサ |
Research Abstract |
本研究の目的は、今後の通信を基本とした情報処理の中心的課題である知的分散処理システム、すなわち各地に構築された知的情報資源を知的インターフェースを通して統合し、高度の情報を利用者に提供するシステムの構築について研究することである。59,60年度の研究成果より、情報資源の総合化方式,並列エンジン,推論エンジン,通信ソフトウェアの統一的な設計法に関する基礎的成果を得ており、今年度は、これらをもとに次のような成果が得られた。 第一の成果は、ソフトウェアに関する調和的設計法を孝案し、具体的に、通信網におけるプロトコルと通信ソフトウェアの開発に適用し、その有用性を実証した。特に、この設計法はソフトウェアの仕様化からプログラミング、保守まで一貫した基本概念に基づいて遂行されるため、生産性の向上に大きく資することが可能となっている。 第二の成果は、広範な応用分野の問題に対して、効率的な並列処理機構を提供する大規模な汎用マルチプロセッサシステムのアーキテクチャについて研究し、特に、プログクションシステムを効率的に処理するマルチプロセッサシステムを開発した。第三の成果は、論理型プログラミング言語向きプログラミング環境の基本となる高並列推論エンジンを開発したことである。第四は、分散システムを扱う場合に、特に重要となる問題である構成要素の多様性から生じる不均一性、複数の計算機を同時に動作させ効率を向上させるための分散並行処理、およびシステムの柔軟性や故障に対する処理に対応する動的再構成を中心にシステムの協調的な統合方式を確立したことである。第五は、既存のコンピュータでは充分な応答特性が得られていない3次元図形表示処理をリアルタイムで実行することが可能な並列処理計算機を開発したことである。
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Research Products
(6 results)
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[Publications] R.Varakulsiripunth;N.Shiratori;S.Noguchi: The International Journal of Conputer and Telecomunications Networking(Computer Networks and ISDN Systems). 11-1. 43-58 (1986)
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[Publications] N.Shiratori;K.Takahashi;S.Noguchi: Proc.of 8th ICCC(International Conference on Computer Communication). 543-548 (1986)
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[Publications] R.Varakulsiripunth;N.Shiratori: Proc.of the Regional Symposium on Computer Science and its Applications. 41-1-41-7 (1987)
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[Publications] 照屋,白鳥,野口: 電子通信学会論文誌. J70-A. 289-300 (1987)
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[Publications] H.Amano;H.Aiso: Proc.12th International Symposium on Computer Architecture. (1985)
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[Publications] J.Miyazaki;H.Aiso: Proc.20th Hawaii International Conference on System Science. (1987)