1986 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
61122014
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Research Institution | National Laboratory for High Energy Physics |
Principal Investigator |
中井 浩二 高エネ研, その他, 教授 (40028155)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
早野 龍五 東京大学, 理学部, 助教授 (30126148)
永嶺 謙忠 東京大学, 理学部中間子科学実験施設, 助教授 (50010947)
山崎 敏光 東京大学, 原子核研究所, 所長 (80011500)
今里 純 高エネルギー物理学研究所, 物理研究系, 助教授 (40107686)
平林 洋美 高エネルギー物理学研究所, 実験企画調整室, 教授 (90013383)
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Keywords | ハイパー核 / 大立体角スペルトロメーター / 超電導 / トロイダル電磁石 / データ集積処理システム |
Research Abstract |
本年度は3年次に亘る計画の初年度にあたり、各部の設計・試作・試行が進んだ。各プログラム毎の研究実績は以下のとおりである。 (1)超電導トロイダルスペクトロメーター電磁石の設計製作 トロイダル電磁石の磁場設計・強度設計などを終了し、超電導コイル・クライオスタット・電源等を東大中間子科学実験施設より発注し納入された。 (2)超電導電磁石冷却系の設計 電磁石冷却の方式を種々検討の上、二相流による強制冷却の方式を採用することに決定し、設計を完了した。次年度以降製作にかゝる。 (3)多重データー集積処理の為のリフトウェアの開発 現在進行中の実験を対象に解析プログラムを整備した。 (4)データー処理集積システムの整備 当初の計画を一部変更しデータ集積処理システムの整備を早く進めることにし、VAXステーション【II】システムを購入し、CAMACシステムをつけると共にVAXによるネットワーク構成の準備を始めた。 (5)スペクトロメーター検出器系の整備 トラッキングチェンバーの整備に先立ち小型チェンバー試作を行ったレンヂテレスコープ用光電子増倍管を購入し品質併別を始めた。 (6)既存スペクトロメーターによるハイパー核実験の遂行 高エネルギー研12GeV陽子シンクロトロンにおいて既設のビームラインならびにスペクトロメーターを用いて、ストップK法によるハイパー核実験を行ない、物理の成果を挙げると共に実験方法の改善策などについての知見を深めた。
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Research Products
(2 results)
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[Publications] R.S.Hayano他: Proc.of 1986 INS International Symposium on Hynernuclear Physics.19-30 (1986)
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[Publications] M.Iwasaki: PhD Thesis,Umi of Tokyo. (1987)